「2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が本日2月10日、東京・文京シビックホールにて開催され、主演男優賞を獲得した
「
産後初めての現場だったこともあり、自身の中の変化に気付いたと語る。「自分が今まで大事に持っていた大きな何かがいい意味でなくなったような気がしました。その状態だから撮影中はおおらかな生き物でいられた気がします。どんな爆弾が飛んできてもふわっとした気持ちでいられました」と述べた。
2018年には「
続けて「私事ではあるんですが」と切り出し「昨年母が亡くなりまして、直接(受賞を)報告できませんでした」と声を震わせる。「今日も出てくるときに、会場は文京シビックホールだよと伝えていますので、下界に行く判子か何かをポンともらって、きっと会場のどこかにいると思います。母の口癖は『なんでもない日、万歳』でした。さすがに今日は『なんでもなくない日、万歳』と言って喜んでくれると思います」と語り、頭を下げた。
夫婦で主演賞を獲得した柄本と安藤。柄本の隣に立った安藤はすでに感極まった様子で、司会に柄本の受賞を聞いた際の心境を問われると「それはもう……」と泣きだしてしまう。柄本も目を潤ませながら「おい、夫婦で泣いてる写真がニュースに出るぞ!」と苦笑する。安藤は「前にここに来たときは柄本のお父さん(柄本明)と受賞したんですが、代理でいらした(角替)和枝さんと出席したことを思い出しました」と涙をぬぐいながら語る。司会が今度は柄本に妻の受賞を聞いた感想を求めると、安藤は「こういうのはいいんです! 男はドシッと構えていれば!」と制し、観客を笑わせた。
「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年度に当時の編集同人の投票によってベストテンを選定したことを発端とする映画賞。映画ナタリーでは、表彰式全体の様子を追ってレポートする。
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- 2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン
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角替和枝さんには、せめてこの息子夫婦の晴れ舞台を見てから逝って欲しかったな…と、ふと思った>柄本佑と安藤サクラがキネ旬ベスト・テン主演賞、夫婦並んでうれし涙の表彰式 - 映画ナタリー https://t.co/hQtafOMrFl