劇場アニメ「
レベルファイブ原作となる「二ノ国」は、高校生のユウと親友のハルが、ある事件をきっかけに、現実と隣り合わせでありながらまったく違うもう1つの世界・二ノ国と行き来することになる物語。ゲーム「二ノ国」シリーズでアニメーションパートの演出や監督を務めた百瀬が引き続き監督を務める。また久石譲が音楽、オー・エル・エムがアニメーション制作を担当。
ユウ役の山崎は、本作がアニメ声優初挑戦となる。この起用について、小岩井は「“若手ナンバーワン”にこだわりたかった」とコメント。さらに「ユウは現世ではナイーブな青年。二ノ国に行って環境が変わって、プレッシャーにさらされる中、いろんなことに直面して乗り越えないといけない。それには演技の幅が広くないと駄目だなというのもあって、彼なら演じきってくれるだろうと」と理由を語った。
声優オファーに驚きを隠せなかったという山崎は「本当に面白い作品で、脚本を読んだときは鳥肌が立ちました。これから録らせていただくんですけど、初めてなので、どういうふうに作っていくのかも含めて楽しみながら『二ノ国』を作り上げていきたい」と意気込む。この大役には「恐れ多いと言うか……光栄です。初めての声のお仕事で、こんなに素晴らしい、すごい方々とできるなんて自分は恵まれているな。本当に一ノ国から二ノ国に行くようなファンタジーな出来事で(笑)。全力でやるしかない」と気を張った。
9年前にゲーム「二ノ国」を発表した頃から、映画化を常に意識していたという日野は「さまざまな映画を製作していていつも考えるのが、映画にする意義というか、ゲーム原作のアニメ映画を作ることにどんな意義があるのか、どんな効果があるかを考えてきました。でも『二ノ国』ではそういう商業的な意味合い抜きにして、いい作品を作りたいと考えていた」と本プロジェクトへの思いを明かす。百瀬は「『二ノ国』にはハイファンタジーとかローファンタジーというような、枠にとらわれない面白さがある。ゲームに続いて関われるということで、僕としては馴染みのある作品なのでうれしい」と語った。
映画「二ノ国」では現代日本が舞台となっており、日野は「日本文化を伝えるという意味でも、世界でヒットさせることができれば日本のイメージも変わるのでは」と期待を寄せる。ゲームとは異なる物語が展開されることも語られ、「きっかけは恋愛ものなんですけど、中身はすごいエンタテイメントスペクタクル」と続ける日野。さらに「例えば『大好きな人がいるとして、その人には恋人がいて。その人への愛が叶わないとき、異世界に飛ばされて、性格も見かけもそっくりな思い人に出会ったらどうしますか?』というような」と説明した。
「二ノ国」は2019年夏全国ロードショー。本作ではLINE LIVEとコラボした声優オーディションが開催される。詳細は続報を待とう。
※山崎賢人の崎は立つ崎が正式表記
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