2018年のカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した「
本作は、1980年代初頭にイタリアで実際に起きた詐欺事件から着想された寓話的ミステリー。ある侯爵夫人によって労働搾取されていた小さな村を舞台に、無垢な青年ラザロが起こす奇跡を描く。ラザロを演じたのは新人のアドリアーノ・タルディオーロ。「夏をゆく人々」の
予告編の冒頭には、のどかな村でつつましく平和に暮らすラザロたちの姿が。しかし、侯爵夫人の息子タンクレディが誘拐騒ぎを起こしたことをきっかけに、村は不穏な空気に包まれていく。終盤には、彼と会った女性の「私たちは聖人に会った」というセリフ、「その人は疑わない、怒らない、欲しがらない。人は愚か者と呼ぶのかもしれない。これはそんな人の物語」というナレーションが収められた。
ロルヴァケルは本作のテーマを「誰のことも疎まず、人を信じ切ることの尊さです」とコメント。「生きていく方法はほかにもあると思い込み、善なる生き方を拒み続けている私たちに、その事実を突き付けるのです」と語っている。
「幸福なラザロ」は4月19日より東京のBunkamuraル・シネマほか全国で順次ロードショー。なお本作の特製イラストポストカード付き特別鑑賞券が、Bunkamuraル・シネマなど一部の上映劇場で販売中だ。
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アリーチェ・ロルヴァケルの映画作品
リンク
- 「幸福なラザロ」公式サイト
- 映画「幸福なラザロ」公式 (@lazzaromovie) | Twitter
- 「幸福なラザロ」予告編
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その青年は愚か者か聖人か、カンヌ脚本賞に輝いた「幸福なラザロ」予告(動画あり / コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/0TtXJJyDf4