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1984年に和田誠によって映画化されたことでも知られる阿佐田哲也の小説「麻雀放浪記」を、大胆にアレンジした本作。劇中では1945年、「あがった者は死ぬ」という迷信のある役満・九蓮宝燈をそろえた主人公の坊や哲が、雷に打たれ2020年にタイムスリップしてしまうことから物語が展開していく。
“スポーツ麻雀議連”こと“頭脳スポーツとしての健全で安全な麻雀を推進する議員連盟”主催により実現したこの試写会では、約20名の国会議員が本作を鑑賞。その状況を受け、白石は「何が起こっているんだろうという気持ち。国を動かしている先生方にどう映るのかは僕も興味がある。お叱りいただく部分は多々あると思うが、率直に聞いてみたい」と心境を述べる。本作の作風について白石が「スパイスの具合で言うと、今までで一番“辛口”な作品。大真面目に作ったんですが、辛いのに慣れていない人はお腹を下すだろうな」と語ると、斎藤は「映画界が健全な方向に進んでいる中、今回は白石さんとともに“映画じゃなきゃできない表現”ができたと思う」と自信をのぞかせた。
本作劇中では、戦争により2020年の東京オリンピックが中止となっている。そのほか人間とAIの関係なども盛り込んだシニカルな内容について、白石は「東京オリンピックがなんとかうまくいってほしいという願いを込めて、こういう映画にしている。国会議員の先生に『僕らはこんなことを考えています』という画を観ていただいて、今後の国の運営にちょっとでも役立ててもらえれば」と真摯に話した。
斎藤が「賭け麻雀とイカサマの話ですね」と笑う通り、劇中で描かれる麻雀は、スポーツ麻雀議連の推進する健全な麻雀とはかけ離れている。白石は「麻雀が健全な方向に進んでいくのは大賛成ですし、少しでも力になりたいと思っています。大げさな言い方かもしれませんが、麻雀にはこういうことがあったのだという歴史が、よくわかる作品だと思う。娯楽として楽しんでいただけたら」と解説した。
上映後には、スポーツ麻雀議連の秋元司と牧島かれんが、斎藤と意見交換を行った。本作の内容について秋元は「一番腹が立つのは、皆様が楽しみにしているオリンピックが中止になってしまうということ。東京選出の議員としても腹立たしい」と苦笑いし、オリンピックの中止は「ありえないだろうと思います」と断言。牧島は、斎藤のような人気俳優が主演していることから「女性にとってはぐっと身近に感じて、自分も麻雀をやってみたいと思える映画になっている」と評価する。そんな感想を聞いた斎藤は「いわゆる問題作だと自負しているのですが、先生たちは言葉を選んで褒めてくださっている」と笑った。
この映画を観た国会議員に期待することを聞かれた斎藤は「この映画をあまり批判しないでいただきたい(笑)」とはにかむ。秋元は「今回、麻雀の歴史をエンタテインメントとして描写していただいた。映画の趣旨とは違うかもしれませんが、こういうものからある意味“脱皮”をして、スポーツとしての麻雀を世の中に広めていきたい」とコメントした。
「麻雀放浪記2020」は4月5日より全国ロードショー。
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各務原 夕@自動翻訳人形サービス @nekoguruma
どうも、さっきツイートしたデイリースポーツの記事( https://t.co/vVaTCnpRGi )は、この話を勝手に膨らませただけみたいだね。早とちりしてたわ https://t.co/uB6zQ5Z0JU