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「仮面ライダービルド」最終話で桐生戦兎が生み出した新世界を舞台に、万丈龍我 / 仮面ライダークローズを主人公とした物語が展開する本作。舞台挨拶の冒頭に、万丈役の赤楚は「プロテインの貴公子、万丈龍我です」と挨拶して拍手を起こす。またこの日、“ヒゲポテト”の“ポテト”こと猿渡一海役の武田航平が欠席していたことから、“ヒゲ”こと氷室幻徳役の水上は「ご無沙汰しています。武田航平です」と嘘の自己紹介をして、犬飼から「いないですよ! 1人でがんばってください」とツッコまれた。
赤楚は、主演を務めた本作の現場を「周りに気を使わなきゃって思って、お水とか配ってました」と回想。テレビシリーズでは気を使っていなかったという赤楚が「あっちゃん(犬飼)に甘えっぱなしでしたね。それを痛感しました」と言うと、戦兎役の犬飼は「大変な子でしたよ」と大げさに返す。しかし“主演は水を配る”という考え方自体ズレているそうで、犬飼は「間違った気の使い方です。完全に」と一刀両断した。
赤楚と万丈の似ている点を聞かれ、石動美空役の高田は「(赤楚は)ほぼ万丈です。万丈には(小倉)香澄ちゃんっていう彼女がいるから女心を知っている。えけちゃん(赤楚)もみんなのInstagramに毎回コメントしていて、マメですごいなと思う」と共通点を語る。それを聞いた赤楚が「(香澄は)元カノね!」とすぐに訂正する一方、犬飼は「LINEの連絡先を知ってるのに、いつもインスタのダイレクトメッセージで連絡来る。あれ迷惑だよ!(笑)」と物申した。
本作でスーツ衣装だった水上は「みんなずっと笑っていて、全然撮影が進まないという……。僕はスーツ着ていただけなんですけど、それが面白かったみたい。1人だけ刑事ドラマみたいだったらしい」と首をかしげる。また本作の劇中では、エボルトと万丈が期間限定の“相棒”に。万丈の本来の相棒・戦兎として、犬飼は「ちょっと妬けるなあ……。僕とやっていたときよりシンクロしてない?と思った」と寂し気に話した。
劇中では仲間たちが記憶を取り戻していく中、越智扮する内海成彰だけ記憶が戻らなかった。山口は「脚本家の武藤将吾さんはそこまで乗っていなかったんだけど、大森敬仁プロデューサーが『もっと内海を出しましょう!』と言ってシーンが増えたんです。本来は内海も記憶を取り戻すけど、市民と一緒に観ているようなポジションだった。そこで僕も『内海をもっと立てましょう!』と言った結果、記憶を取り戻さなかった(笑)」とその経緯を告白。犬飼が聞いた噂では、内海が難波重工のドローンを使って「これが難波重工の力だー!!」と敵に立ち向かう案もあったというが、越智は「今のを聞いていると、記憶を取り戻さなくてよかった」とまとめた。
「続編を作るならどんな内容がいいか?」という話題では、犬飼が「本編13話か14話で、内海の日常を垂れ流すという話があったんですが、ボツになってしまって。それを幻のアナザストーリーとしてやってほしい」と提案。その監督を頼まれた山口は、内海が豹変する本編第38話の演出を担当していたため「僕がやると『うりゃあ!』『おりゃあ!』ってやらせちゃうから、違う人がやったほうがいい」と断った。同じ質問に高田は、全日本忍者選手権大会で優勝経験があることから「(『仮面ライダージオウ』に登場した)『仮面ライダーシノビ』が、2022年に本当に放送されるんじゃないかっていう噂がありましたよね? それ、私じゃん!と思って。本物の忍者ですから! 2022年のスケジュールは空けておくので、よろしくお願いします!」と自らキャストに立候補する。そして水上が「続編は海外でやりたいですね。ビルド in ラスベガスみたいな」とアイデアを出すと、会場から拍手が。それに賛成した犬飼は「ラスベガスで『ハングオーバー!』みたいなのを」と言って笑いを起こした。
最後に赤楚は「このメンバーで作品を作るのは、たぶんこれが最後。そんな中でこんなに熱い物語ができて、本当によかったと思っています。本当に、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ、イベントを締めくくった。
「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」は、期間限定で上映されたのち、4月24日にBlu-ray / DVDが発売される。
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- 「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」公式サイト
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山口純一 @junichi_yama
赤楚衛二主演「仮面ライダークローズ」、犬飼貴丈は万丈とエボルトに「妬けました」(写真28枚) - 映画ナタリー https://t.co/S4jUt7GNsA