藤原竜也と香川照之が共演する「新しい王様」は、正反対の価値観を持つ2人の男を軸に、金を巡る栄光と転落を描くエンタテインメントドラマ。「金の力」や「所有する」ことに対して距離を置き、新しい価値を見つけようとしている自由人・アキバに藤原が扮し、金や物や女への欲望を追求するファンド会社代表・越中(えっちゅう)を香川が演じる。プロデュース、脚本・演出を「闇金ウシジマくん」シリーズの山口雅俊が担当した。
杉野演じる人材派遣会社の駆け出し社長・鴨宮コウシロウと、武田扮する看護学校の元生徒・三井エイリは、アキバと3人で奇妙な同居生活を送ることになる。杉野は「藤原さんや香川さんとご一緒できると聞いたときは喜びと興奮と、ほんの少し怖さもありました」と告白。幼い頃から知る存在だったため「そんなお二方とどう芝居すればいいか……」と不安があったという。武田は「豪華出演者の方たちの中でお芝居していくなんて最初は不安だったんですけど、エイリも自分に自信のない女の子だったので、役と共通点を見つけながら演じていきました」と撮影時の心情を振り返った。
杉野は「本読みのとき藤原さんと握手しただけで顔が真っ赤になって……」と当初は大緊張だった様子。台本にないセリフがどんどん追加されていくため苦労したというが、「藤原さんたちは僕が経験した以上に、僕の技量じゃ収まらないようなことまで監督から注文を受けて。それをさらに越えようとしていく。そんな姿勢を見て、僕たちも楽しんで付いて行けましたし、作品への向き合い方や意地やプライドを感じて純粋に尊敬しました」と先輩から学んだことを生き生きと伝えた。武田も「香川さんは現場の空気作りがすごい。私が苦手分野としているところなので、勉強になりました」と役者としてのあり方に感銘を受けたことを明かす。
第1話の冒頭では、ピンクのナース服姿のエイリがビルから飛び降りるスリリングな場面も。武田は「その撮影がクランクインだったんです」と笑い、「初めてナース服を着て、飛び降りたり走ったり大変でしたが、みんなも(自分がナース服姿でいることに)慣れてきて不思議な気持ちでした」と述懐。杉野も「エイリはナース服姿じゃないと不自然だったよね!」とうなずく。また杉野は第1話のラストでアキバの独擅場となるシーンの藤原の演技を回想して「あ、これが藤原さんだ!というか。役としても杉野遥亮としても引き込まれましたし、完全に引っ張ってもらいました」と語った。
「新しい王様」Season1はTBS系にて本日より土日を除き連日放送。Season2は動画配信サービス・Paraviで1月17日より配信される。
TBS×Paraviスペシャルドラマ「新しい王様」
Season1
TBS 2019年1月8日(火)~11日(金)、14日(月・祝)~17日(木)23:56~24:26
※1月11日(金)は24:35~25:05
※全8話
Season2
Paravi 2019年1月17日(木)24:26~配信
※以降は毎週水曜 24:00~配信
※全9話
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緋村 月 @himuralight
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