「そうして私たちはプールに金魚を、」で、第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門にて邦画初のグランプリを獲得した長久。この最新作では、音楽を通じて成長する子供たちの物語を独創的なスタイルで描き出す。
ジェネレーション部門は、本作が招待された「Generation 14plus」と「Generation Kplus」という2つのコンペで構成されており、発掘作品や若者が出演する作品を対象としたもの。ベルリン国際映画祭では18歳以上でなければ映画の鑑賞ができないが、本部門のみ14歳以上であれば鑑賞が可能となる。
ジェネレーション部門のディレクターを務めるマリアンヌ・レッドパースは本作を「平均年齢13歳半の4人の少年少女が失った感情を探す物語」と説明。選出理由を「若き主人公たちの目を通し、彼らに深い敬意が込められた本作は、悲劇と喜劇と音楽と社会批判とティーンエイジャーの不安が融合し、独特の映画体験を生み出している。まさにベルリン国際映画祭ジェネレーション14plusコンペティション部門にふさわしい作品だ」と語っている。
長久はこのたびの招待について「日本映画界の憧れの巨匠の方々がその地を踏んだ、ベルリン。同じ場所に立たせてもらえることだけで感動しております」とコメント。「またジェネレーション部門ということでさらにワクワクしています。主人公たちと同年代のティーンネイジャーたちに観てもらえるのはこの映画の本望。彼らのために作った映画なので、なにを感じ取ってもらえるのか、楽しみです」と述べた。
本作には、物語の軸となる劇中バンドLITTLE ZOMBIESのメンバーとして、「そして父になる」の
1月末にアメリカで開催される第35回サンダンス映画祭のワールドシネマドラマティックコンペティション部門にも正式招待される「ウィーアーリトルゾンビーズ」は、6月に公開。第69回ベルリン国際映画祭は、ドイツ現地時間2月7日から17日まで開催される。
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長久允の映画作品
リンク
- 「ウィーアーリトルゾンビーズ」公式サイト
- 「ウィーアーリトルゾンビーズ」特報
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