広島の原爆から奇跡的に焼け残った“被爆ピアノ”と被爆2世である調律師・矢川光則の実話から着想を得た本作。矢川は、自らトラックを運転して全国に被爆ピアノの音色を届ける活動を行っている。映画は「モノクロームの少女」「レミングスの夏」などで知られる監督・
映画には矢川をモデルとした調律師・加川と、被爆ピアノの活動をたどりながら自身のルーツと向き合っていく少女・江口菜々子が登場する。日本全国で年間150回ほどコンサートを開く矢川を長く見続けてきた五藤は「矢川さんが平和コンサートをする中で、いろんな方のいろんな思いが被爆ピアノに乗せられて、凝縮していくのを見てきた」と述懐。自身の活動を「平和の種まき」と表現する矢川は「映画で多くの方に被爆ピアノを知ってもらうことが、改めて原爆や平和、戦争のことを考えていただけるきっかけになる。完成が本当に楽しみです」と期待を寄せる。
この日、初めて矢川と対面した加川役の佐野は「非常にシャイな方」とその印象についてコメントし、「(広島・長崎に原爆が投下された歴史に対して)あなたはそれをどう受け止めますか。その事実を言葉ではなく音で伝える。そのシンプルさを全国に届けているんだと理解できる訥々とした語り口の方です」と続けた。菜々子役の武藤は、主演という大役に「うれしさ半分、緊張半分。佐野史郎さんに付いていけば大丈夫という思いでいます」と胸中を語る。10年以上ピアノを習っていた経験もあるそうで「しばらく弾いてないので、ちゃんと練習してから撮影に臨みたいです」と意気込みを見せた。菜々子の父親役を務める
五藤は2009年にドキュメンタリーを撮影していた頃から、調律師の役を
「おかあさんの被爆ピアノ」は2019年初夏にクランクイン。原爆投下から75年を迎える2020年に公開される予定だ。この日は加川の父親の若い頃を演じる
佐野史郎の映画作品
リンク
- 「おかあさんの被爆ピアノ」公式サイト
- 被爆ピアノ 公式サイト
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大杉漣の遺志継ぎ、佐野史郎「おかあさんの被爆ピアノ」で主演!共演にAKB武藤十夢(写真12枚) - 映画ナタリー https://t.co/XJW1PJuffm