ジャーナリスト・望月衣塑子の著書「新聞記者」を原案とする本作は、国家権力の闇に迫る記者と、理想に燃え公務員の道を選んだ若手エリート官僚の葛藤を描いた物語。記者をシム・ウンギョン、エリート官僚を松坂が演じ、「デイアンドナイト」の公開を1月26日に控える
プロデューサーは「かぞくのくに」「あゝ、荒野」を手がけた河村光庸。河村は本作を「一個人の新聞記者を美化・礼賛する内容ではなく、報道メディアに関わる全ての人たちにエールを送る映画でもあり、政治サスペンスとしても楽しめるエンタテインメント」と説明している。
「新聞記者」は2019年に公開される予定。
河村光庸 コメント
昨今、世界的な潮流として、権力者や集団の指導者は同調圧力を使い「個」を分断、対立を促し、孤立化を煽る傾向にあります。そのような状況下、官邸に“不都合な質問”を発し続ける東京新聞・望月さんの登場は、正に「個」が集団に立ち向かう姿を日本中の報道メディアに見せつけたのです。映画「新聞記者」は、そんな望月さんの姿にインスパイアされ企画した映画です。従って本作は、一個人の新聞記者を美化・礼賛する内容ではなく、報道メディアに関わる全ての人たちにエールを送る映画でもあり、政治サスペンスとしても楽しめるエンタテインメントです。
物語で、真相を追う女性記者はあえて、複数のバックグラウンドを持つキャラクターという捻った役の設定にしています。ともすれば内向きになりがちな日本の報道メディアに複眼的な視点を持ち込むため、これは必然的な成り行きでした。演じるのは、韓国映画界でもトップクラスの演技力に定評があるシム・ウンギョンさんです。複数のアイデンティティと苦悩や葛藤を持つ役柄を言語を超えて表現できるのは彼女以外のキャスティングは思い付きませんでした。
この記者に対峙する若手エリート官僚は、国を動かす正義と個人が信じる“二つの正義”の間で葛藤します。この非常に繊細な心を表現する役には、類い稀なる演技力が必要とされ、これを演じてもらうのは幅広い役柄にリアリティを与えることに定評がある松坂桃李さんしかいないと思いました。
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北欧留学情報センターBindeballe @bindeballe
これは映画タイトルを考えれば主演はシムさんではないか。→シム・ウンギョンと松坂桃李のW主演作「新聞記者」製作決定、監督は藤井道人(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/1a9uY8Vzpn