「サラリーマン金太郎」の本宮が手がけた「喝 風太郎!!」は、大酒飲みで女好き、破天荒で自由勝手な僧・風太郎が、周りの人間を振り回すうちに相手の心を解きほぐしていく“修行エンタテインメント”。その映画版「喝風太郎」で風太郎役を務める市原は、共演者の
撮影現場から袈裟の衣装のまま来場した市原。「まずは般若心経を覚えました」と役作りを語り、下駄や付けひげでの演技について「食事のシーンでひげを食べちゃうんです。あとこのままアクションをするので、下駄がボロボロになって……」と苦労を明かす。そして物語に関しては「山で幼い頃から修行してきた風太郎が街に出ます。街の生活を知らない風太郎がどんなリアクションをするかも面白いです」とアピールした。
オリジナルキャラクターのケンジを演じる藤田は、役を「風太郎につきまとうちゃらんぽらんのやつで、風太郎とは真逆の人間です。彼に影響を受けて、ケンジも変わっていきます」と説明。市原と共演することになった心境を聞かれると「びっくりしましたよ! 僕が高校生のときに『ROOKIES』が流行っていて、クラスに5人くらいは(市原が演じた)安仁屋のモノマネをするやつがいましたから。そんな市原さんと、お芝居の中で、隣で寝たんですよ! 震えましたね」と大興奮の様子で答えた。
同じく風太郎に影響を受けていく人物・シオリを演じる工藤。市原のいで立ちについて「初めは『あれ、誰だろう!?』ってびっくりしたんですけど、撮影現場ではずっとこの姿なので、普段の市原さんを見るのが朝と帰りの一瞬だけなんです。だから私の感覚がまひしてきて、市原さんイコールこの姿だとインプットされてしまっています(笑)」とコメントする。市原自身も「(この格好をしていないと)ひげがないので、スタッフにも気付かれないんです」と笑っていた。
柴田は、マンガ原作の映画を監督するにあたり「地に足着いた作品になったらいいなと思って、毎日ディスカッションしながら作っています」と述べる。最後の挨拶を求められた市原は、目を閉じて般若心経を唱えて周りを驚かせたのち「スタッフ・キャスト一同、心を込めて毎日現場に立っております。映画の最終地点はお客様に届けること。皆様に温かく迎えてもらえるよう作っていくので、来年を楽しみにしていただけたら」と言ってイベントを締めくくった。
「喝風太郎」は2019年に公開。
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