「ジョニー・マッド・ドッグ」の
イギリス人ボクサーであるビリー・ムーアの自伝小説を映画化した本作は、汚職や殺人が蔓延するタイの刑務所に収容されたビリーが、ムエタイを武器にのし上がっていくさまを描いたもの。「グリーンルーム」の
映画は人生をやり直すため単身でタイに渡ったビリーが、闇ボクサーとして試合に臨む様子からスタート。薬漬けの生活を送るビリーの瞳孔は不自然に開き、彼は試合を止めようとするセコンドや審判に襲いかかる。
ソヴェールの強いこだわりから、映画にたびたび登場する格闘シーンはカットをかけることなく撮影された。出演者にとってもハードなこの撮影法について、ソヴェールは「カットで中断されないとなると、本当に戦わなければならない。私は偽物を作りたくなかった」とコメント。肉体改造を行ったコールは、ほぼ毎日が格闘シーンだったという30日間のタフな撮影をやり遂げた。そんな彼に、ソヴェールは「本当に感銘を受けた。プロの俳優には、自分の持てるすべてを演技に捧げてほしい。それは試合に臨むボクサーと同じかもしれない」と賛辞を送る。なおコールは本日11月28日で30歳を迎えた。
「暁に祈れ」は12月8日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次ロードショー。
※「暁に祈れ」はR15+指定作品
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- 「暁に祈れ」公式サイト
- 「暁に祈れ」オープニング映像
- 「暁に祈れ」予告編
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瞳孔開いた薬漬けボクサーが暴れ狂う!「暁に祈れ」オープニングシーン公開 - 映画ナタリー https://t.co/9BGsmJdQe6