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肥谷圭介と鈴木大介による同名マンガを原作とする本作は、少年院でともに過ごした青年3人が犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返す“タタキ”稼業を行いながら、裏社会で生きていくさまを描いた作品。印象的なシーンを問われたサイケ役の高杉は「最初のタタキのシーン。霧がいっぱい出ていて、どんどんテンションが上がっていく中で、サイケだけでなく僕自身も生きてるって感じがしました」と答える。
カズキ役の加藤は、半グレ集団のトップ・安達を演じるMIYAVIに圧倒されたことを明かすと「オーラがすごくって! カットがかかった瞬間に氷をガリガリガリ!って食べたり、ぐるぐるぐるって歩き回ったり」と実際にMIYAVIの動きをまねしながら説明する。タケオ役の渡辺が「『恐竜みたい』って言ってたよね」とうなずくと、加藤はあるシーンのMIYAVIが「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」に登場する恐竜にそっくりだったことを回想。加藤に「恐竜みたい」と連呼されたMIYAVIは「ぶっ飛ばすぞ!」と脅す演技をして、会場の笑いを誘った。
初めて挑戦したアクションシーンについて渡辺は「しがみついたり、地味に痛いリアルな喧嘩のシーンで。初めてのアクションが泥臭いというか生々しいものになってよかったなって」とコメント。MIYAVIもアクションシーンを振り返り「(渡辺と同じく)僕らはミュージシャンなんで、セッションしている感じでした」と語る。
入江とは2度目のタッグとなる篠田は「最初お会いしたときは“人見知りのおじさん”って思ったんですが(笑)。入江監督は配役がすごいなって。自分の中でも出せないブラックな部分を見抜いてたりするんです」と称賛。入江は「山本さんにも人見知りと言われました(笑)。今回は男臭いチームだったんで、篠田さんや山本さんたち女優陣がいるときはホッとしましたね」と振り返る。また、キャバクラ嬢・ユキ役を演じた山本が「ピンヒールでの撮影が大変でした。走ってサイケを追いかけるシーンがあったんですが、カットされました(笑)」と暴露すると、入江は申し訳なさそうに頭を下げた。
情報屋・高田役の林は、自身の役柄について「口数が多い役ではないんですが、得体の知れなさや危ない雰囲気が出せたらなと」と述べる。続けて「現場で高杉くんとお会いしたときに、鬼気迫る雰囲気があって。僕も(高杉の)上に立ちたかったんで、殴ってやろうと思いまして(笑)」と打ち明けると、高杉も「覚えてます!」と返答。さらに「『殴っていい?』って聞いたら『なんでも来てください』と言われて。そのシーンがすごく好きなんです」とエピソードを披露した。
原作を読んだときに衝撃を受けたという高杉は、「その衝撃を僕らは伝えられる職業だからこそ、必死に演じました。映画を観終わって劇場を出たときに、見える世界が変わっていたらうれしいです」と観客に語りかけ、イベントの幕を引いた。
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