「
2008年に出版された「ドーナツの穴の向こう側」は、18歳の女子高生・今井あやねを主人公とした作品。突然訪れた父の死をきっかけに、彼女の日常に数々の不思議が舞い込んで来る。原案は上田が小学校からの同級生・吉田大輔とともに考案し、表紙や扉絵は上田の弟・上田悠二が担当した。
新装版には、上田による書き下ろしの「あとがき」を新たに収録。「本作で描いた『女子高生』と『ドーナツ』は監督作の短編自主映画『恋する小説家』(2011年)で姿を変えて登場し、その女子高生を演じていた少女は後に監督作の長編映画『カメラを止めるな!』でヒロインを演じることになった。そして『カメラを止めるな!』のヒットにより『ドーナツの穴の向こう側』の再刊行が決まった。ぐるりと一周。まるでドーナツみたいに。あの日から今日までは繋がっている」と、現在の心境についても明かしている。
関連記事
上田慎一郎の映画作品
関連商品
リンク
- 「ドーナツの穴の向こう側」| 星海社
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
上田慎一郎の小説「ドーナツの穴の向こう側」、あとがき加えた新装版が発売
https://t.co/VGcdWD4B4c
#上田慎一郎 https://t.co/b4ti56Fovq