A24発スリラー「イット・カムズ・アット・ナイト」新鋭監督が提起する問題とは

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11月23日に封切られる「イット・カムズ・アット・ナイト」より、監督を務めたトレイ・エドワード・シュルツのインタビューコメントが到着した。

「イット・カムズ・アット・ナイト」メイキング写真

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「イット・カムズ・アット・ナイト」ポスタービジュアル

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本作は夜にやってくる“それ”のために疑心暗鬼に陥る2つの家族の姿を描いたスリラー。「ザ・ギフト」のジョエル・エドガートンが製作総指揮と主人公のポール役を担い、2012年の設立以降、「ムーンライト」「エクス・マキナ」「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」など話題作を放ち続けるスタジオA24が製作した。

「イット・カムズ・アット・ナイト」

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トレイ・エドワード・シュルツ

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前作「Krisha(原題)」がSXSW(サウスバイサウスウエスト)映画祭で観客賞、審査員賞の2冠に輝き、その手腕が評価されたシュルツ。「イット・カムズ・アット・ナイト」の脚本は、父親を亡くして間もない頃、悲嘆に暮れていたときに執筆した。死の淵にいた父親が後悔の念に苛まれている様子を見たときのことを振り返りながら「そういう悲しみをより大きな社会の中でのあり様として捉えたかった。自分の家族を守るのはどういうことなのか、そのためにどこまで人間性を失っていいものなのか、過剰さの線引き、そういった問題提起をしているんだ。だから僕にとっては、フィクションでありながらとてもパーソナルな映画だよ」とコメント。また自身の祖父母の家を想像しながら執筆したという。

「イット・カムズ・アット・ナイト」

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お気に入りのシーンには、登場人物たちが食卓を囲む場面を挙げた。役者陣の芝居を称賛し「テイクを重ねる中でジョエルがいろんなパターンを編み出し、息子役のケルヴィン(・ハリソン・ジュニア)の反応を引き出す芝居をしてくれた。ポールの違った側面も見せているので、そこも一見の価値があるシーンだと思うよ」と語っている。

「イット・カムズ・アット・ナイト」は東京・新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

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(c)2017 A24 Distribution,LLC

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