俳優の
「cinema bird」は、劇場体験の少ない子供たちや映画館のない地域に住む人々に映画を届けるため齊藤が発案した企画。7月の開催が台風の影響で中止となり、満を持しての開催となった。心地よい気候と天気に恵まれた会場には巨大スクリーンとライブステージが設置され、開場とともに齊藤はウェルカムライブで観客を迎える。齊藤は「本当に皆さん、今日は目白押しのイベントですので楽しんでください。“伊計祭り”とも呼べるイベントにしたいと思っています。沖縄に来て、沖縄の歌を歌えるってすごいうれしいです」と挨拶し、会場を盛り上げた。
映画上映の前には、常連の
続いて、齊藤、アーティストの古賀小由実、
そして、企画、ストーリー原案、脚本を齊藤が手がけ、板谷由夏とともに声の出演をした短編クレイアニメーション「映画の妖精 フィルとムー」に加え、「ベイビー・ドライバー」「ワンダー 君は太陽」が上映された。齊藤は上映前のトークで「権利の問題などで映画が上映できなかったり、いろんな弊害がある国もあるんです。マダガスカルに関しては、映画という文化自体がなくて、初めて子供たちが目にする映像はどんなものなんだろうと考えて作ったのがこの『映画の妖精 フィルとムー』なんです。『ワンダー 君は太陽』は今年の僕のベストムービーですね。この映画に説明は不要です。『ベイビー・ドライバー』は、伊計ビーチの波の音にも負けないこんな音楽映画を上映したら最高に気持ちよいだろうなと。沖縄での開催におけるイメージ映画となった作品です」と上映作への思いを語る。
上映後にはCharaによるライブも行われ、岩井俊二の「スワロウテイル」で共演した伊藤とのセッションも披露された。Charaのライブが終わると、齊藤は「今のCharaさんのライブを聴いていて、今日1日のこの空間、この時間が細胞の1つひとつに染み込んでいくような、皆さんの体の一部になっているんじゃないかと思いました。後ろから見ていて、皆さんの背中越しにCharaさんの歌っている姿が見えて、なんてぜいたくなんだろうと思っていました。皆さんそれぞれのぜいたくがあると思うんですけど、僕にとってはこれが最高の心のぜいたくだなと思いますね」と感慨深そうに思いを吐露。そして、「地元の方々がこの企画を受け入れてくれて、テクニカルスタッフもほとんど沖縄の方なんです。僕らが持ち込んだのは、映画の素材とゲストの方々と“自分たちも楽しみたい”という思いだけ。あとはここにいる皆さんが完成させてくれました。『終わらなければよいのに』という時間を過ごさせていただきました」と感謝の気持ちを伝え、イベントを締めくくった。
イベントの最後には、ゲストがそろって退場する観客と握手やハイタッチを交わし、1人1人を丁寧に送り出していた。
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