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定年退職後、愛娘・弓子に親離れを宣言されたシングルファーザー・佐野道太郎が、ラジオ体操を通じて第2の人生を謳歌しようとするさまを描いた本作。道太郎を演じた草刈は映画を観終えたばかりの観客から拍手を受け「うれしいですね」と晴れやかな表情を見せる。脚本の第一印象を「淡々としみる映画なんですけど、僕が普通のおじさんの中に入れるだろうか。リアリティがなくなるんじゃないかと心配していました」と語ると、きたろうは「相当二枚目だと思ってるんだね」とチクリ。苦笑いを浮かべる草刈は「50年近く俳優をしてますがこういう役は初めて。少し不安はあったんですがなんとなく潜り込めた。僕にとって宝物の映画です」と弁解した。
イベントではタイトルにちなみ、登壇陣が「この秋から○○しようよ」を発表することに。草刈は「しようよ、ときたら体操ですよ」とタイトルそのままの直球発言。ラジオ体操を「最高のストレッチ」としながら、「最近はご無沙汰。だからちょっと忘れてしまいました(笑)。落ち着いたらまた始めようかと思ってます」と肩をすくめた。そのほか木村は「菌活しようよ」、きたろうは「スニーカーの踵をふまないようにしようよ」、和久井は「挑戦しようよ」、渡辺は「断捨離しようよ」、菊地は「ダイエットしようよ」と観客に促した。
和久井は道太郎が恋する体操会のマドンナ・のぞみを演じている。彼女との共演を「本当によかった」としみじみ振り返る草刈は「芝居をする必要がないんですよ。素直に恋心が湧いてきまして。もう撮影中はずっと。うらやましいでしょ?」とコメント。劇中にも登場するイラストを担当した古谷充子が、道太郎のラジオ体操姿を描いた絵がサプライズで木村から渡される場面も。木村は「天候に恵まれない撮影ではありましたが、草刈さんの温かくて大きい人柄にキャスト、スッタフ一同みんな救われて。こんなに温かい作品になったのは草刈さんのおかげだと思っています。その感謝の気持ちを込めて」と思いを伝える。絵にはこの日登壇したキャスト陣が、最後に一筆ずつ加えたという。草刈は「うるうるしました。本当にありがとう」と感謝した。
最後に菊地が「少し気持ちが温かくなる作品。最終的には、この映画を観てラジオ体操を始めてもらえたら一番うれしい(笑)。悩んでいるときに、何かトライしようという気持ちが芽生えてくれたらと思っています」と呼びかけ、イベントの幕を閉じた。
「体操しようよ」は全国で公開中。
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草刈正雄の映画作品
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- 「体操しようよ」公式サイト
- 「体操しようよ」予告編
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【イベントレポート】草刈正雄が「ラジオ体操はちょっと忘れた」発言、サプライズにうるうる(写真12枚)
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