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ブライアン・シンガーが監督を務めた本作は、イギリスのロックバンド・クイーンとそのボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生を描く伝記映画。マーキュリー役のマレックが「クイーンの生活や音楽にも日本文化の影響があると思う。そんな日本で皆さんと映画の公開を祝うことができてうれしいよ!」と笑顔で挨拶すると、ブライアン・メイ役のリーとジョン・ディーコン役のマッゼロも、かねてよりプロモーションで日本に行くことを楽しみにしていたことを明かす。さらにリーは、テーブルに置かれた緑茶を飲むと「とてもおいしい!」と感動した様子を見せ、会場を和ませた。
クイーンのどんな部分をリスペクトしているか尋ねられると、マレックは「まずクイーンの音楽は、当初は評論家からこき下ろされたけど、とても革新的なものだった。彼らのレガシーは時代を超えて何百年も生き続けると思う」とコメントし、「フレディを演じているとき、僕はとても自由になった気がした。クイーンはステージ上でなりたい自分になっていて、それを観ている人もなりたい自分になることができるんだ」と魅力を説明する。また、リーも「クイーンの音楽はカテゴライズされることを拒否している。この映画で僕も彼らのスピリットをもらったよ」と続けた。
実在の人物を演じることは難しかったか?と聞かれると、3人は口をそろえて「イエス」と回答し、責任重大だったことを振り返る。マレックは「フレディは僕にとって超人的な存在だから、どうやって人間まで降ろそうかと悩んだ。そして、彼は多くの人を手のひらで包み込めるけれども、もしかしたら誰かに手のひらで包んでほしかったんじゃないかと考えたんだ。彼の人間的なもがきや複雑さから、自分との共通点を見つけて演じていった」と述懐。さらに「役作りとして、数多くのアーカイブ映像を観た。フレディの自然発生的な動きや、言葉のアクセント、彼が影響を受けたボブ・フォッシーやライザ・ミネリなど、あらゆるものを観て研究した」と述べた。
同じ質問にマッゼロは「僕もジョンの映像を観て、彼が披露したダンスを取り入れた。それは予告編にも映っているんだけど、それを観たファンが『あんな動きしてたっけ?』と動画にコメントしたら、すぐに別のファンが『モントリオールの1980年の公演だよ』ってコメントして(笑)。僕はその様子を見て、そういったファンのために最善を尽くさなければと改めて気を引き締めたんだ」とエピソードを明かす。フォトセッションでは、映画のラッピングが施されたロンドンバスとともに3人が自撮りをする場面も。最後にマレックは集まったファンやスタッフに感謝を述べて、会見を終えた。
「ボヘミアン・ラプソディ」は明日11月9日より全国ロードショー。
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