フレデリック・ワイズマンがニューヨーク公共図書館の舞台裏に迫る記録映画公開

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フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー「エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館」が、2019年5月18日に公開される。

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

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本作の舞台は、アメリカを代表する図書館・ニューヨーク公共図書館。タイムズスクエアとグランドセントラルの中間にある本館と92を超える分館に6000万点のコレクションを誇り、住民のほか研究者たちへの徹底的なサービスで知られている。マンガ「BANANA FISH」やドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」にも登場した。

劇中では一般の来訪者では見ることができない図書館の舞台裏が映し出されていく。タイトルの“エクス・リブリス”とは「~の蔵書より」という意味のラテン語で、「蔵書票」「図書票」とも訳され、本の持ち主を明らかにするために本の見返し部分に貼られている小紙片を指す。そのデザインの美しさや多彩さによってコレクターが多く、ワイズマンはこの言葉を加えた理由を「一種の内輪ジョークでもある。僕の義父が、蔵書のすべてにエクス・リブリスという文字と自分の名前を表記していたからね」と説明した。

さらにワイズマンは「私は昔から公共図書館が大好きで、いろいろなことを学び発見し、驚きや刺激をもらえる場所として利用してきた。しかし、この映画を作って初めて、ニューヨーク公共図書館の奥深さ、領域の広さ、本館と92の分館ですべての階級・人種・民族を対象にした幅広いサービスを提供していることを知ることができた。また、膨大な蔵書やコレクション、幅広い活動プログラムに魅力を感じるとともに、さまざまな分野で助けを求めてやって来る人々の相談に乗っているスタッフの本気度と熱意にも惹かれた」と述べている。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」は、東京・岩波ホールほか全国で順次公開される。なお、ワイズマンが2015年に発表した40作目となるドキュメンタリー「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」は、現在、東京のシアター・イメージフォーラムで上映中。特集上映「フレデリック・ワイズマンの足跡 Part.1 1967年-1985年」の第3期は、11月6日から10日まで東京のアテネ・フランセ文化センターにて開催される。

※記事初出時より、タイトルが変更となりました。

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Photo by Don Pollard (c)The New York Public Library

読者の反応

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来年日本公開されるフレデリック・ワイズマンの映画が楽しみです!

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