東映特撮ファン感謝祭、武田航平が「平ジェネ」出演を発表!白倉Pは“ドの系譜”解説

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「東映特撮ファン感謝祭2018」が、本日10月27日に東京・バンダイナムコ未来研究所にて開催された。映画ナタリーでは、第3部「東映特撮ファントーク 特別版『仮面ライダートークショー・平成仮面ライダーを振り返る」の模様をレポートする。

左から半田健人、村上幸平、武田航平、白倉伸一郎。

左から半田健人、村上幸平、武田航平、白倉伸一郎。

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半田健人

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このイベントには、「仮面ライダー555」乾巧 / 仮面ライダーファイズ役の半田健人と、草加雅人 / 仮面ライダーカイザ役の村上幸平、そして「仮面ライダーキバ」紅音也 / 仮面ライダーイクサ役および「仮面ライダービルド」猿渡一海 / 仮面ライダーグリス役の武田航平が集結。「仮面ライダーディケイド」「仮面ライダージオウ」などのプロデューサー・白倉伸一郎も参加し、しいはしジャスタウェイ(御茶ノ水男子)のMCのもと進行された。

武田航平

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「1000年に1人の天才、そしてじゃがいもの登場だー!」と言ってステージに現れた武田は、仮面ライダーダークキバや紅正夫も含めて多くのキャラを演じてきたことから「平成仮面ライダーの申し子こと、武田航平です!」と挨拶。大きな拍手に迎えられ、最後に登壇した白倉は「オーマジオウじゃないですからね」とジョークを飛ばした。

村上幸平

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半田と武田は、第14回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの同期。半田に「一番最初に出会った同業者」と言われた武田は「半田くんは全然変わらない。自分がハマったことになると延々としゃべってる。そのマイペース感が魅力」と語る。それに乗じて村上は「555」放送当時の思い出を「カラオケに2人で行くと、普通は1時間ずつくらい歌って限界が来るじゃん。でもそのあと健人が2時間歌い続けるから」と振り返った。

スクリーンに写し出された写真にて、一海の長い髪を見て「仮面ライダーあるあるで、髪を切りに行く時間がないし、つながりの問題があるから切れないんですよ」と明かした武田。半田に「僕、勝手に切りましたよ」と言われると「それ、僕が知ってる限りでは半田さんと犬飼貴丈だけですよ」と返し、村上に「僕ね、途中でパーマかけたよ」と言われると「それ、僕が知ってる限り村上さんと犬飼貴丈だけです! こういう先輩がいるから!」と嘆く。それを受け半田は「いいじゃん、カッコよければ」とあっさり述べていた。

「仮面ライダージオウ」風の“シラクラ”Tシャツを着た白倉伸一郎。

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イベントでは「仮面ライダーから見る善と悪」をテーマに、白倉が平成仮面ライダー20作品を4グループに分類することに。第1グループに「龍騎」「555」「キバ」「W」「ジオウ」を挙げた白倉は「戦う相手が人間ベース。人間同士の戦いを描くというのは、石ノ森章太郎イズムを背負っていると思う」と解説する。またプロデュースに苦労した作品を聞かれた白倉は「ジオウですね。もう1年分苦労した気がする。8話くらいで息も絶え絶えです……。急性レジェンド中毒」と答え、武田らに「そんな病名はない!」とツッコまれた。

肩を組む半田健人(左)と村上幸平(右)。

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第2グループに分類されたのは「クウガ」「響鬼」「電王」「オーズ」「フォーゼ」「鎧武」「ドライブ」。白倉は「さっきのグループが人間と戦っていたとすれば、こっちのグループは“よくわからないもの”と戦ってた……」と独特な見解を述べる。しかしファンの意見を聞きながら「フォーゼ」は第1グループに分類し直すことになった。

恐る恐る白倉伸一郎(右)と肩を組む武田航平(左)。

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ここまでは真面目な分類が続いたが、白倉が第3グループに挙げたのは「アギト」「カブト」「ゴースト」。観客がさまざまな憶測を交わす中、白倉は「全部『ト』で終わるなあって……」とつぶやいて笑いを誘う。さらに第4グループが「ブレイド」「ディケイド」「ウィザード」「エグゼイド」「ビルド」であるとわかると、観客もすべて察した様子。タイトルが「ド」で終わる作品の多さに、白倉は「これは平成ライダーの最大の謎なんですよ。ジオウも最初『トケイド』というタイトルにしていたんです。時計のライダーだし、エグゼイド、ビルドっていう大当たりした番組のあとだから“ドシリーズ”にしようかなと。そうしたら『ディケイドに似てる!』と言われて、“ドシリーズ”ってこんなにあるんだなって。平成ライダーに燦然と輝く、“ド”の系譜!」と爆笑を起こした。またタイトルの付け方に関して「一応、濁点と『ン』を付けましょう、という方程式はあります。でも仮面ライダーの時点でどっちも入っちゃってるんですよね」と説明。白倉の自由な分類をツッコみながら聞いていた武田は「こういうフラットな発想がないと新しいものは生み出せないんだなって、真剣に思っちゃいました」とトークをまとめた。

白倉伸一郎と肩を組み、冷や汗をかいた武田航平(右)。

白倉伸一郎と肩を組み、冷や汗をかいた武田航平(右)。[拡大]

そのほかイベントでは、村上から白倉へ「オーディションで『仮面ライダー好きです!』と言うと受からないといううわさを聞いたんですが、本当ですか?」と質問も。白倉は「その傾向はありますね。好きなのはけっこうなんだけど、過去が好きということだから。新番組では全然新しいことをするので、反発される可能性がある。それから俳優として、仮面ライダーがゴールになってしまうと困る。あくまでスタートになってほしい」と真面目に答えた。

村上幸平(左)のウェットティッシュをアピールする武田航平(右)。

村上幸平(左)のウェットティッシュをアピールする武田航平(右)。[拡大]

エンディングでは村上と半田が「仮面ライダージオウ 補完計画」でのアドリブ「白倉Pってやつの仕業なんだ」「かもな」を生披露。続いて白倉が「半田と村上はあとでちょっと裏に来い」という冗談で締めくくる。最後に武田から、12月22日公開の「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」に関するアナウンスが。「私、猿渡一海、登場します! 僕が出るってことは、みんなのアイドル、みーたん(高田夏帆演じる石動美空)も出まーす! あと、ヒゲ(水上剣星演じる氷室幻徳)も出まーす。そしてヒゲとポテトは変身して戦います」という発表があったところで、イベントは終了した。

なおこの「東映特撮ファン感謝祭2018」の模様は、東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて後日動画として配信される。

※記事初出時、作品のグループ分けについての記述に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。

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「ジオウ&ビルド」製作委員会 (c)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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山口純一 @junichi_yama

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