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有賀のマンガを柴山健次が実写化した本作は、事故に遭い車椅子生活を送る建築士・鮎川樹と、彼を一途に思い続けるインテリアコーディネーター・川奈つぐみの純愛を描く物語。樹役の岩田は原作について「胸キュンシーン満載なのかなと思いながら少女マンガを初めて読んだのですが、読みながら泣きそうになってしまった感動的な作品。実写化という形で携われて光栄です」と述べる。そして、全編車椅子での撮影について「所作や姿勢1つとっても嘘をついてはいけないので、動作を確認しながら丁寧に撮っていった。人として学ぶことがたくさんある作品に出会えました」と語る。阿部は「今まで車椅子が出てくる話を観ても物足りなさを感じていたので、リアル感を出してほしいとお願いした。(岩田は)“がんちゃんスマイル”が有名だと思うんですが陰のある表情も非常にうまかった」と称賛した。
つぐみ役の杉咲は「難しくないシーンは1つもなかったです。ラブストーリー自体が初めてだったんですが、恋愛は人それぞれ違うものだと思うので体験したことない部分が多くて」と話す。そして「つぐみはかわいく見えなければならないと思って研究していたんですが、撮影や照明の方々がそういうことを一番に考えてくれていることが現場に立ってわかりました。なので、1人の女の子として先輩のことを大事に思おうとしました。そこにたどり着くまで長かったです」と役作りについて明かした。
阿部は「“覚悟”や“壁を壊してくれる”という言葉が出てきたときの樹とつぐみの姿が印象に残っている」と好きなシーンを話し、「岩田さんの演技は完璧ですし、花さんは車椅子の押し方も非常に研究されたのでは。2人の息が合ってるなと思いました」と感慨深そうに語る。有賀が「つぐみが車椅子に乗って樹のところに駆け寄り、『同じ目線だね』と言うシーンが大好き。愛情を示す場面としてよくできていていいなと思いました」とコメントすると、岩田も「僕もそのシーン大好きです」と賛同し、「雨の中で傘をさして告白するシーンは、原作と比較して立ち位置などを相談しながら撮影しました」と裏話を披露。さらに、阿部の「ラストでつぐみが手紙を読むシーンは何回観ても泣けちゃうんです。パーフェクト!」という言葉を受け、杉咲は「そのシーンが一番緊張していました。できるだけリアルな感情で演じたかったので、台本を絶対に見ないようにして、本番で初めて読むようにしてやらせていただきました」と語った。
映画のタイトルにちなんで「奇跡を感じたこと」を司会者から尋ねられた岩田は「大学時代にラグビーをやっていたけど夏合宿でけがをして車椅子生活をしている大学の同級生から、この映画を観たと連絡が来ました。車椅子への理解が深まることを願って生活しているので、この映画が公開されたことがうれしいと言っていました」と説明し、「同級生とこの作品を通してつながれた。自分が携わった仕事で力になれたことが実感できてうれしかったんです」と真摯に思いを吐露した。一方、杉咲が「ラジオ番組を持つのが夢だったんですが、冠番組を持つことができたのが幸せでした」とうれしそうに話すと、岩田は「いつかゲストで出してください」とお願いしていた。
最後に、「夢を叶えるために心がけていること」という質問を受けた杉咲は「自信を持つことだと思います。小さい頃からこの仕事が夢だったんですが、漠然とものすごい自信があったからできたのかなと思います」と回答。杉咲の答えを受け、小さい頃の夢を問われた岩田は「小学校の卒業アルバムに『発明家』って書いてあるんですよ。小さい頃に子供向けの偉人伝を読んで感化されたんでしょうね。当時からちょっと変わってたのかな(笑)。いつか発明家を目指したいと思います」と笑顔を見せた。
「パーフェクトワールド 君といる奇跡」は全国で上映中。
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