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小森陽一の小説を映画化した本作は、熊本に実際にある遊園地グリーンランドの全面協力のもと撮影されたヒューマンドラマ。超一流ホテルチェーンに就職したものの地方の遊園地に配属された主人公・波平久瑠美を演じた波瑠は「成長するさまがよく見えてほしいなと思っていたので、冒頭はどれだけつまらなそうに仕事ができるかということで、むくれてゴミ集めてましたね」と心がけた点を振り返る。司会者に「小塚はずっと笑っていますが笑顔を意識されましたか」と尋ねられた、“魔法使い”と呼ばれる風変わりな上司・小塚慶彦役の西島は「そんなに笑ってなかったと思うんです。波多野さんが(本番以外でカメラを)回して勝手に使ってるんじゃないかと思う」と不思議そうに答える。それを聞いた波瑠が「西島さんはずっと笑ってます。それは真実です」と冷静に述べ、西島は「周りにいるクセの強い皆さんが、素敵な空気を作ってらっしゃったんで笑ってたんですね」とほほえんだ。
波瑠が小塚について「面倒見がいいんですけど、ちょっと雑なところがいいんですよね」と語ると、西島は「俺が言われてる気になるんだよ」と動揺する。続けて波瑠は「でもきちんと部下や周りのことを見ていて、考えてくれてるけど放っておいてくれる。結果まで見届けてくれる感じがいい」と話した。
本日10月16日は“ボスの日”ということで、西島が「信頼して付いていける上司のイメージ」に当てはまるナンバーワンボスに選ばれたことを司会者が発表する。西島は「この人全然違いますよ。大丈夫かな」とポスターの小塚を指すも、波瑠は「西島さんは観覧車のように大らかなんですよね。景色の中にあるのとないのとでは全然違うし、見守ってくれてるような佇まいがある」と遊園地が舞台の本作らしい例えで西島を表現。西島が「すごい自信満々みたいだけどわかんないよ。みんなノッてないから!(笑)」と波瑠にツッコむと、波瑠は「ノッてないのは西島さんでしょ!」と返すなど、ほほえましいやり取りを見せる。
「心に残った先輩の言葉」を問われた西島は「デビューが『はぐれ刑事純情派』なんですが、藤田まことさんが色紙に書いてくれた『本業をゆっくりと』という言葉がずっと残ってますね」と明かす。波瑠は「お兄さん的な存在である先輩の俳優が、『40歳まで下積みしてるつもりでいる』と言っていて。学ぶ姿勢で現場にい続けるのは素晴らしい考えだなと思いました」と思いを述べた。
「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」は10月26日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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