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小森陽一の小説を映画化した本作は、熊本に実際にある遊園地グリーンランドの全面協力のもと撮影されたヒューマンドラマ。超一流ホテルチェーンに就職したものの地方の遊園地に配属された主人公・波平久瑠美を波瑠が、“魔法使い”と呼ばれる風変わりな上司・小塚慶彦を西島が演じた。
10月3日に第2子の誕生を発表した西島は、周りの祝福を受け「私事で申し訳ないです。ありがとうございます」と感謝を述べる。そして波瑠は、2017年の夏に1カ月かけて行った撮影を「グリーンランドはすっごく大きな遊園地。空き時間にアトラクションに乗りに行ったんですが、全然遊びきれなくて、スケールが違うなと思いました。あとめちゃくちゃ暑かったです。熊本の夏、しびれました」と振り返る。撮影中は観光客に協力してもらうこともあったそうで、西島は「撮影が終わって食事に行くと『西島くん、俺、俺! 観覧車の下で待ってたの、俺!』と声をかけられて、『すみません、ありがとうございました!』みたいな(笑)。地元の方と一緒に映画を作れたのが楽しかったです」と回想した。
司会から「この映画は、ひさびさに劇中で“笑っている西島さん”が観られる作品で……」と紹介された西島は「けっこう笑ってる作品もやってるんですけどね? 『とと姉ちゃん』とか……。『奥様は、取扱い注意』でも、最後ひっくり返っちゃっただけでずっとニコニコしてましたし。でも今回は公安(役)でもないし、殺し合いもしていないので、そういう意味では珍しいですね」と笑いを誘う。彼に厳しいイメージを抱いていたという波瑠は「西島さんが笑っているのを見て、不思議なものをみる気持ちになったくらいです」と告白。また波瑠は「西島さんは小塚さんそのもの」と言って、西島から「俺、こんなに変な人じゃないよ!」と訂正されるが、「小塚さんを変な人って言っちゃだめだから!」とすかさず返した。
久瑠美の同期・吉村役の岡山は、印象的なエピソードを聞かれると「西島さんが、たまに僕の顔を見て笑っていたんです。ツボに入ったみたい」と暴露。それを受け西島は「笑っちゃうんですよね、天音くんを見ると。好きなのよ」とここでも笑いをこらえきれない様子。久瑠美の恋人・小西俊郎役の中村は、登壇キャストのうち1人だけグリーンランドスタッフの制服を着なかったことから「皆さんほど黄色と青と赤の制服が似合う人間がいるのかと。役者界から、あの服が似合う人ばっかり集まったのかな」とボケて、波瑠や西島から「グリーンランドを敵に回しますよ?」「バカにしてんのか!? あの制服はいろんなバリエーションあるんだから!」と指摘される。すると中村は「じゃあ今度それ着ましょう、みんなで。……仲間に入りたいんですよ」と白状した。
イベント終盤には、映画にも出演しているくまモンが、波瑠に花束を渡すためステージへ。会場が沸く中、園長・宮川役の柄本はくまモンに「暑いでしょ?」と声をかけ、司会から「中に人が入っているわけではありません」と注意される。最後に波瑠が「これから社会人になる世代の方にも、そういう部下を見ている世代の方にも、一番伝えたいのは『楽しく仕事がしたい』というメッセージです」と語り、イベントは終了した。
「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」は10月26日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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柄本さん、優しいな(о´∀`о)