「僕はイエス様が嫌い」22歳の監督・奥山大史がサンセバスチャン映画祭で受賞

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僕はイエス様が嫌い」でメガホンを取った奥山大史が、スペインで開催された第66回サンセバスチャン国際映画祭にて最優秀新人監督賞に輝いた。

奥山大史 (c)San Sebastian International Film Festival 2018

奥山大史 (c)San Sebastian International Film Festival 2018

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1996年生まれの奥山は、同映画祭において史上最年少受賞者となる。彼は「上映してもらったあとの拍手と歓声を、一生忘れることはありません。街を歩いていると声をかけてくれて、熱心に感想を教えてくれた皆さんの映画への愛情を、一生忘れることはありません」と受賞の喜びを語る。そして「これからも僕は、忘れてはいけないことや、忘れられない感情を映画に込めていきたいです。そして、必ずまたサンセバスチャンに戻ってきたいと思います」と意気込んだ。

「僕はイエス様が嫌い」

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2019年に公開される「僕はイエス様が嫌い」は、東京から雪深い地方の小学校へと転校することになったユラが、ある日目の前に現れた小さな“イエス様”の力を信じるようになっていくさまを描いた作品。佐藤結良、大熊理樹、チャド・マレーン、木引優子、ただのあっ子、二瓶鮫一、秋山建一、大迫一平、北山雅康、佐伯日菜子がキャストに名を連ねた。

なお奥山が監督、大竹しのぶが主演を務めた短編「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」が、10月4日から13日にかけて韓国で行われる第23回釜山国際映画祭の短編コンペティション部門に出品される。

奥山大史 コメント

無名の僕に、こんな有名な賞を下さり本当に光栄です。頭に描いた構想を、最高の形で映画にしてくれたスタッフとキャストに感謝します。そして、最高の体験をさせてくれたサンセバスチャン映画祭スタッフのみなさんと、評価を下さった審査員の方々に感謝します。サンセバスチャン映画祭で上映してもらったあとの拍手と歓声を、一生忘れることはありません。街を歩いていると声をかけてくれて、熱心に感想を教えてくれた皆さんの映画への愛情を、一生忘れることはありません。「僕はイエス様が嫌い」は、若くして亡くなった友達に向けて作った映画です。その友達のお母さんに、この映画を初めて観てもらったとき言われたのは、「忘れないでもらえることが一番嬉しい」という言葉でした。これからも僕は、忘れてはいけないことや、忘れられない感情を映画に込めていきたいです。そして、必ずまたサンセバスチャンに戻ってきたいと思います。

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(c)『閉会宣言』

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松谷信司「キリスト新聞」編集長(プロテスタント2世)ENFP-A @macchan1109

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