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有川浩の同名小説を実写化した本作は、ある事情で愛猫ナナを手放すことになった青年・悟を主人公とするロードムービー。悟役の福士は、大事そうに抱いたナナが大勢の観客と報道陣に驚きモゾモゾと動くと「猫ちゃんがびっくりしちゃってるみたいで」と優しくナナをなだめる。撮影については「ナナが本能で動くので僕も本能でお芝居を返す。そんな現場でした」と振り返り、「自分の(出ている)映画で泣いたのは初めて。どの人物にも客観的に感情移入することができて。自分が泣いてるシーンでも、それを観てまた泣くっていう不思議な体験をしました」としみじみ語った。
本作でナナに声を当てた高畑。イベントでは、登壇者たちがナナにマイクを向けると「我輩はナナである。今日はみんな最後まで楽しんでってくれよ!」とどこからか声が響き、声の正体である高畑が姿を見せるという演出も。高畑は「ちょっとセンチメンタルな部分もある映画。でもナナだけはあまり感情的でなく、いい感じで少しドライでいられたらいいなと思いながら演じました」と本作での演技プランを明かした。
撮影はナナを最優先に進められ、竹内は「全然ギスギスせず、みんなでナナを待つというほんわかした現場でした」とにこやかに回想する。“役者”としてのナナは、三木いわく「いいところもあれば悪いところもある。素晴らしい表情をするときもあれば、ニャニャニャ!ってどっかに行っちゃうときもある」と少々気まぐれな面もあるよう。また原作者の有川も撮影現場をよく訪れていたそうで、大野が「有川先生がナナの目線(を向ける合図)をずっとやっていてくれたんです」と明かすと、三木は「最後のほうは雨の中やってくれてたよ」と原作者の体を張ったサポートに感謝した。
また犬を飼っているという広瀬は、ナナに感化されたようで「より一層愛情を注いでます。超親バカです。毎日『世界一だよ』って言ってます(笑)」と飼い犬への愛を熱く語る。山本は「生まれた頃から家に猫がいる環境だったので、何を考えてるかわかってるつもりなんですよ」と“猫愛”を全開にしたが、「僕が撮影に参加した頃にはナナと蒼汰くんの関係性ができていて。ナナもリラックスしながら撮影していたので、いいコンビだなあと思っていました」とうらやましそうに福士とナナを見つめた。
「旅猫リポート」は10月26日より全国でロードショー。
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福士蒼汰の映画作品
リンク
- 映画「旅猫リポート」公式サイト
- 映画「旅猫リポート」 (@tabineko_movie) | Twitter
- 「旅猫リポート」予告編
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