第40回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)のコンペティション、PFFアワード2018の表彰式が本日9月20日、東京・国立映画アーカイブにて行われた。
PFFアワードは、石井岳龍、黒沢清、園子温、熊切和嘉、白石晃士ら多数の映画監督を輩出してきた自主製作映画のコンペティション。PFFアワード2018には、529本の応募作の中から18作品が入選した。このたびグランプリに輝いたのは、「
準グランプリは、アニメーション作品「
表彰式には最終審査員を務めた俳優の
PFFアワード1994のグランプリを獲得している佐藤信介は「グランプリをはじめとする賞は、個人の嗜好を超えたユニバーサルな視点に立って選ばなければなりませんでした」と述べ、一方で個人的に感銘を受けた3作品として「川と自転車」、胡旭トウの「山河の子」、芦澤麻有子の「貴美子のまち」を挙げる。大九は「私は27歳のときに映画美学校の門を叩いて映画人生が始まりました。大人として世の中のことがわかっていたので、ずっと怯えながら映画を作っていたんですが、支えになっていたのは観客の方の声でした。なので、なるべく多くの作品の感想を述べていきたいと思います」と前置きをし、1つひとつの作品の感想を真摯に伝えた。冨永は「僅差だった」と入選作品を振り返り、「オーファンズ・ブルース」について「キャスティングがすごい。あえてなのか幼く見える俳優さんを選んでいて、これに圧倒されました」と評した。
そのほかの受賞結果は下記の通り。なおグランプリ作品「オーファンズ・ブルース」は、11月2日に第31回東京国際映画祭で上映される。第40回ぴあフィルムフェスティバルは9月22日まで国立映画アーカイブで開催される。
※胡旭トウのトウは丹にさんづくりが正式表記
PFFアワード2018受賞結果
グランプリ
準グランプリ
審査員特別賞
池田昌平「川と自転車」
道本咲希「19歳」
石井達也「すばらしき世界」
エンタテインメント賞(ホリプロ賞)
ジェムストーン賞(日活賞)
川尻将由「ある日本の絵描き少年」
映画ファン賞(ぴあニスト賞)
石井達也「すばらしき世界」
観客賞
特別設置:ひかりTV賞
工藤梨穂「オーファンズ・ブルース」
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おおとも ひさし @tekuriha
PFFアワード2018グランプリは22歳の工藤梨穂、生田斗真らが表彰式に出席(写真25枚) - 映画ナタリー https://t.co/ix7CGn75aE