朝井リョウの同名小説「チア男子!!」は、早稲田大学男子チアリーディングチーム“SHOCKERS” をモデルに執筆された作品。本作では、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年生の坂東晴希が、けがをきっかけに柔道をやめ、親友の橋本一馬とともに男子チアチームの結成を目指すさまが描かれる。映画「恋は雨上がりのように」のスピンオフドラマ「恋は雨上がりのように~ポケットの中の願いごと~」の風間太樹が監督を務めた。
晴希を演じる横浜は「目標に向かって仲間と共に一生懸命に取り組む姿を全力で演じるので、何かに挑戦する人の背中を押すことができると嬉しいです!」と、一馬に扮した中尾は「練習はまさに映画のワンシーンのように仲間たちと熱い夏の青春を過ごしているので、それをこれからの撮影で出していけたら絶対に素敵な作品になると思っています」と意気込みを語る。また、朝井は「キャストはもちろん監督も二十代という若いチームで製作されると聞いたときは、喜びより先にその巨大なチャレンジ精神を見上げる思いでした」とコメントを寄せた。
キャストたちは3カ月以上の練習を乗り越え、9月から撮影に入る。
横浜流星 コメント
初めて台本を読んだとき、仲間と何かに熱中することのすばらしさを感じました。僕は個人競技の空手をやっていたので、今回みんなと一緒に同じ目標に向かってチアに挑戦することができて嬉しいです。
また、今回作品のモデルとなっているSHOCKERSの方々の演技を観させて頂いたとき、改めて「応援」の力は素晴らしいと感じました。そんなSHOCKERSの方々に恥じない演技を7人で披露し、僕たちの応援を届けたいと思います。
そして悩みながらも、信じた仲間と共に青春を過ごし、目標に向かって仲間と共に一生懸命に取り組む姿を全力で演じるので、何かに挑戦する人の背中を押すことができると嬉しいです!
中尾暢樹 コメント
原作を読んだ時、みんなでがむしゃらになって一つの物を作り上げていく事の尊さ。努力する事、諦めない事の大切さ。とともに青春の色んな情景が浮かび上がってとても楽しみになりました。
チアを自分がやると知った時は驚きました。最初はバク転も側転もできない状態からスタートし、数カ月間、歳の近い仲間達と部活の様に練習しながらだんだんと形になってきています。練習はまさに映画のワンシーンのように仲間たちと熱い夏の青春を過ごしているので、それをこれからの撮影で出していけたら絶対に素敵な作品になると思っています。
挑戦する勇気、がむしゃらに努力する事の大切さ、チアの楽しさを感じて欲しいです。僕たちの熱い青春映画、楽しみにしていてください!
朝井リョウ コメント
これまで何度か実写化の企画が立ち上がっては「俳優陣がチアリーディングを実演することが難しい」という理由で頓挫し続けてきた作品です。そのため、キャストはもちろん監督も二十代という若いチームで製作されると聞いたときは、喜びより先にその巨大なチャレンジ精神を見上げる思いでした。十年近く前に執筆した作品を次世代の方々がどんな風に生まれ変わらせてくれるのか。その機会に恵まれた幸運に感謝しつつ、完成を楽しみに待ちたいと思います。
風間太樹 コメント
これまでの自分に変化を求め、乗り越え、汗を飛ばしてチアリーディングに臨む「チア男子!!」の7人。3カ月間の練習に耐え、肉体的な「痛み」や「喜び」を実感し、その経験からキャラクターに息を吹き込んだキャストの表情のはしばしから、強い決意を感じます。「何かを思い切って辞めて、新しいことを始める」ことだったり「昨日できなかった事への挑戦の意志」だったり「好きなことに素直になる」ことだったり、映画「チア男子!!」は青春の最中にある彼ら7人分の葛藤が渦巻く物語です。
そんな彼らと手を携えて、あなたの背中をそっと押してあげられるような、花火のように儚い情熱的な青春の時間を生きて、胸の奥に暖かさを感じられるような映画にしたいと思っています。
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