草なぎ剛主演アニメ「ムタフカズ」に上坂すみれ、男色ディーノら出演、予告編も公開

草なぎ剛が主演を務める劇場アニメーション「ムタフカズ」の追加キャストが明らかに。あわせて、YouTubeにて予告編が公開された。

フランスのバンドデシネ作家・ギヨーム“RUN”ルナールによる「MUTAFUKAZ」を映画化する本作。犯罪者と貧乏人の吹き溜まりであるDMC（ダーク・ミート・シティ）に住まう“リノ”ことアンジェリーノが、交通事故をきっかけにスーパーパワーに目覚めたことから物語が展開していく。草なぎがアンジェリーノを演じ、ガイコツ頭の親友ヴィンスに柄本時生、バカで臆病なウィリーに満島真之介が声を当てる。製作はフランスの映像制作会社・ANKAMAが担当。「鉄コン筋クリート」のメインスタッフが集結しており、西見祥示郎がルナールと共同で監督を務め、美術監督として木村真二が参加している。

出演が明らかになったのは14人。上坂すみれがアンジェリーノを惑わし、重要な秘密を抱える謎のラテン系の美少女・ルナを演じ、成河が謎の組織の執念深い男・クロコ、スラム街のリーダー・ポパイ、アンジェリーノの父・ダズの3役に挑戦している。アンジェリーノたちを追う黒服集団のリーダー・マカベには藤井隼、黒服集団の裏の権力者・ミスターKには柴田秀勝が息を吹き込む。また複数の格闘家が声優として参加しており、覆面レスラー集団のリーダー・エルデアボロ役で桜庭和志、タイガー役で中井祐樹、エスピリト役で中村大介、フェリツ役で所英男が出演するほか、アンジェリーノたちが囚われた秘密基地のガードマンを男色ディーノが演じる。このほか科学者・ファゴールに木原実が声を当て、ニュース番組のレポーター・ジョーイと覆面バッタ男役の福井謙二は一部のナレーションも担当。吉田尚記がレポーター、Creepy Nutsの2人がスラム街に住むギャングでラストに重要な役割を果たすローライダーとチャベスを演じることも発表された。

公開された映像には、アンジェリーノが街中で出会ったルナに目を奪われる様子や、スーツ姿の大柄な男に立ち向かう様子が切り取られている。「ムタフカズ」は10月12日より全国でロードショー。

※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀