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「検察側の罪人」は、雫井脩介の同名小説を原田眞人が映画化したサスペンス。エリート検事・最上を木村、若手検事・沖野を二宮が演じた。観客動員数114万6000人を突破した本作は、公開から2週連続で週末動員数1位を獲得。その発表を受けた木村と二宮は、ステージ上で固い握手を交わした。2人そろって舞台挨拶に登壇するのはこの日が最後であることから、今の心境を聞かれた木村は「照れくさい」と明かす。一方二宮は「僕は単純にうれしいです。2人でテレビに出ることはあるんですけど、こういうふうにお客さんの前に立つのは特に少ないので」と素直に語った。
このイベントでは、Twitter上で募った2人への質問が読み上げられた。この場を借りてお互いに聞きたいことを聞かれた二宮は、「なんでもいいんですか? でも聞くだけだもんね。答えてくれるかはわからないし」ともったいぶってから「じゃあ、貯金(額を教えてほしい)……」と際どい質問をぶつける。思わず笑いながらも木村が「把握していない自分がいます」と答えると、二宮は「俺、やりますよ管理! マジで!」と唐突に立候補。また木村に「貯金」と同じ質問で反撃された二宮は、「把握してないです!」と嘘をつく。「嘘つけ!」と木村に詰め寄られた途端、二宮は席から立ち上がって距離を取った。
続いて、お互いに入れ替わったらやりたいことを問われた二宮は「サーフィン。だって、サーフィン、スケボー、スノボーの“スリーS”はめちゃくちゃ難しいっていうじゃないですか」と回答。木村と観客に「スリーSって聞いたことある?」「知らなーい!」と反応された二宮は「ない? ああそう、たぶん皆さん地方の方かな?(笑) 都心ではスリーSって言いますから。スキーと……あ、スキーじゃないや」と自ら間違えて笑いを起こした。また木村は、もし二宮になった場合を想像し「ゲームで村を救いたいです」と答える。木村がPlayStation 4を所有していると言うと、ゲーム好きの二宮は「ええ、じゃああと一歩で救えるのに……」とリアクションした。
別荘で2人が対立する本作のクライマックスシーンは、軽井沢で撮影を行った。2人は往復の新幹線が同じだったそうで、木村は「帰りの新幹線に乗る前に、『ソフトクリームとか買っとく?』って聞いたら、(二宮が)開口一番に『ごちそうさまですっ!』って(笑)」と暴露する。しかし乗車時刻までに買いに行くには売り場が遠すぎたらしく、二宮は「そこから買って来いって話になったんですが、どう考えても間に合わないんですよ。さすがに35歳にもなって、ソフトクリーム2つ持って新幹線に乗り遅れるのは本当に嫌だったんです。『勘弁してくれ』って言っても木村くんは『行け行け、間に合うから。(新幹線は)俺が止めるから』って。絶対止まらないから!」と告白して笑いを誘った。
終盤に、次はどんな作品で共演したいかを聞かれた木村は、自身が織田信長役、そして二宮が明智光秀役の時代劇を提案。すると二宮が「明智、最後に勝ちますか?」とまさかの質問をする。木村は「お前、歴史大丈夫だよね?(笑)」と驚きつつ、「テレビでも映画でも、求められているものを作るのが今の流れ。そんな中、時代劇はわりと求められていない気がする。けどそれをまっすぐできるのって俺らしかいないと思う」と明かす。対する二宮は「木村くんが織田信長をやるのが見たい。織田信長は、日本の歴史を学んでいない私でさえ知っているので。どメジャーな人物を演じられる人ってなかなかいないんですよ」と同意した。
「検察側の罪人」は全国で上映中。
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- 「検察側の罪人」公式サイト
- 「検察側の罪人」予告編2
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