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ヴェネツィア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に出品されている「アリー/ スター誕生」。劇中では、音楽業界での成功を夢見るアリーが、世界的なミュージシャンのジャクソンに才能を見いだされ、挫折しながらもスターへの階段を駆け上がっていくさまを描き出す。
ガガとクーパーが参加したレッドカーペットには、マスコミや2000人のファンが集まり、ケイト・ブランシェットやモデルのイリーナ・シェイク、デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチも本作のプレミアを祝いに駆け付けた。またワールドプレミアでは、ガガ演じるアリーがメイン楽曲「The Shallow(原題)」を歌うシーンにて、上映中にもかかわらず客席から拍手が。そして上映後にはスタンディングオベーションが起こった。
ガガとクーパーは、同日行われた記者会見にも出席。映画初主演を果たしたガガは、アリーと自身の共有点を「私はあまり容姿に恵まれていなかったから、レコード会社の上層部は私の歌をほかの歌手に歌わせたがったけれど、私は戦ったの。私は自分のやり方でやりたかった。常に自分の歩む道は自分で決めたかったのよ。そこがアリーと同じところね」と説明する。
役作りについてガガは「スクリーンテストのとき、ブラッドリーはメイク落としを私の顔に置いて、メイクはいらないと言ったの」と告白。続けて「不安定な状態になるんだけど、でもブラッドリーは私の中からそういう“脆さ”を引き出してくれた。アリーを演じるにあたって、彼はより私を自由にしてくれたの。ここに100人の人がいて、たとえ99人が(自分を)信じてくれなくても、ただ1人の人が信じてくれればいい。それがブラッドリーだったのよ」とクーパーへの信頼を明かす。またアリーの歌唱シーンに関しては「ブラッドリーが“感じるままに楽しんでやればいい”と言ってくれたからそうした。まるで人生で初めて歌うような気持ちがして、忘れられない経験だったわ。とてもスペシャルな体験だった」と撮影を振り返った。
同じ会見にてクーパーは、「ガガを主演にこの物語を撮ることができたことは、とても幸運だった」と断言する。自ら演じたジャクソンについては「自らの名声については全く気にかけていない。彼は自分の意志を大事にする。そうしてアリーと運命的な出会いをするんだ」と説明し、この映画のテーマに関して「僕にとっての名声は“一瞬にして訪れて去ってゆくノイズ”のようなもの。あとに残るのは孤独。そんなリズムをこの映画にも持たせたかった」と言及した。
「アリー/ スター誕生」は12月21日より全国ロードショー。
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