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板橋雅弘と吉田尚令による絵本を原作とした本作は、元人気レスラーで、今は悪役レスラー・ゴキブリマスクとして戦う大村孝志とその家族の絆を描き出す物語。棚橋が孝志を演じたほか、夫の仕事を支える妻・詩織に木村、父の本当の仕事を知ってショックを受ける息子・祥太に寺田、プロレス好きの編集者・大場ミチコに仲が扮している。
舞台上に4m四方のリングが設営されたこの日のイベント。ゲストたちは、MCによるプロレス風のアナウンスをバックに姿を現す。「愛知が生んだ小さな巨人」と紹介された寺田は、はしゃぎながらロープをまたぎ壇上へ。本作で映画初主演を務めた棚橋は、緊張した面持ちでマイクを持ち、息を整えながら「改めまして新日本プロレス“100年に1人の逸材”棚橋弘至です」と自身のキャッチフレーズで挨拶。「これは言っとかないとね」とホッとした様子の棚橋の横で、寺田は「よっ!」とお茶目に合いの手を入れる。親子を演じるにあたり棚橋と寺田は、撮影前に一緒に過ごす時間をたくさん取っていたとのことで、イベントでも2人の仲睦まじい様子が垣間見られた。
続いて木村は「私、クラッシュギャルズが全盛の時代に育っておりますので。『キン肉マン』も読んでますし、キン消しも集めてました」とプロレス好きをアピール。この映画をきっかけに棚橋の試合を生で観戦したそうで「もう楽しかった! 1つ学んだのは場外乱闘のときって近付いちゃいけないんですね。一緒に騒ぐもんだと思って我先にと近付いて巻き込まれちゃいました(笑)」と笑顔で振り返った。
イベントでは10歳とは思えない寺田のコメント力に棚橋が圧倒される場面も。棚橋と木村から“クマちゃん”のぬいぐるみをプレゼントされたという寺田は「その子たちは今もとっても大事にしてます」と感謝。また「監督さんが『今日はよかったよ』と褒めてくださるのがすごくうれしかった。仲さんは(こちらが)笑いそうになってしまうくらいお芝居の上手な方で。我慢するのが大変でした」と1人ひとりのエピソードを丁寧に話していく。これを受け、棚橋は「クランクアップのときも心くんはしっかり挨拶して、僕は泣いて何もしゃべれなくなるという(笑)。もういっぱい盗むところがあります」とはにかんだ。続いて本作を「絶対、家族と一緒に観たほうがいい!」と勧める仲は、「家族愛がたくさん。ご家族で休みの日に楽しんでもらえたら」と語った。
最後に棚橋は「この映画を撮影したときは40歳。プロレスでもベテランと呼ばれるキャリアを積んできました。映画は毎日必死で、全身全霊で、全力でやりました! 楽しんでください。劇場の皆さん、愛してまーす!」と決めゼリフで締めくくった。
「パパはわるものチャンピオン」は9月21日より全国でロードショー。
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