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「メアリと魔女の花」で知られるスタジオポノックが手がけた本作は、3本の短編からなるオムニバスアニメ。舞台挨拶には「カニーニとカニーノ」から
イベントでは作品ごとのキーワードをテーマに登壇陣がトークを繰り広げた。「透明人間」は見えない男の孤独な闘いを描いた作品。「存在」という言葉を掲げながら、山下は「そこにいるんだけど、いないも同然という扱いを受けている人々を描きたかった」とテーマに言及。盲目の男役で出演した田中は、アフレコに目をつむって臨んだという。「見えてしゃべるのと、見えないでしゃべるのはまったく世界が違うんです。要するに絵を見ないでアフレコしました」と振り返った。
「サムライエッグ」のキーワードである「歯」について、百瀬は「生命とか成長とか、そういうものの象徴として見えるといいな」と説明。また尾野は「とってもやりにくかった!」というプレスコ方式での録音を述懐していく。「アフレコ自体もあまり経験ないのに、また違うやり方で。とても苦労して声優さん超すげえなって尊敬しました(笑)」と話すと、尾野だけこの方式を取った理由について百瀬は「俳優さんなのでセリフをしゃべっていると自然に演技が出てくる。それを見ながら絵を起こしてリアリティを出したかった」と明かした。同作の舞台である東京・府中に学生時代はよく通っていたという坂口は「劇中に出てくる夏祭りで友達と一緒に遊んだりしてましたね。街並みにも懐かしみを感じながら録ってました」とほほえんだ。
全編が「カニ語」のセリフで物語が展開する「カニーニとカニーノ」。木村は「伝えたい気持ちがあったら、意外と言葉の形はいらないんだなと。カニ語っていうちょっと面白い言語を大人たちが頭をそろえて真剣に考えるのはシュールでした」とアフレコを振り返る。「でもアドリブが多かったのでその部分は苦労しました。一瞬迷ったときにうっかり『よいしょ』って言っちゃったり(笑)」と笑いを誘う場面も。
また舞台挨拶にはエンディングテーマ「ちいさな英雄」を歌う
「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」は、8月24日より全国ロードショー。
※記事初出時、見出しと本文に「調布」と記載がありましたが、「府中」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。
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- 「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」公式サイト
- 「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」3作品特別予告
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「サムライエッグ」の舞台は府中だそうだ。調布というのは間違いと訂正あり。/【イベントレポート】「ちいさな英雄」木村文乃がカニ語アフレコに苦戦、坂口健太郎は府中を懐かしむ - 映画ナタリー https://t.co/Llfbe6T2Vk