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「バルーンリレー」の藤村享平が監督を務めた本作は、悪役レスラー・ゴキブリマスクとして戦う大村孝志とその家族の絆を描き出す物語。木村佳乃、仲里依紗、オカダ・カズチカ、大泉洋、大谷亮平、寺脇康文がキャストに名を連ねる。
孝志役で映画初主演を務めたプロレスラーの棚橋は「主演は映画全体を引っ張っていかないといけないので、責任感が生まれる。でも初めてのことが多くて何をしていいかわからないので、明るい雰囲気を作ろうとニコニコしてました」と笑顔で振り返る。そして「映画の撮影が去年のG1(G1 CLIMAX)終わってすぐだったので、G1が始まる前の2カ月くらいは心くんと監督とずっと動画撮ったりして練習してた。心先輩にいろいろ教えてもらって」と述べると、孝志の息子・祥太役の寺田が「心先輩てやめてくださいよー、棚橋先生ですよ!」と元気に切り返し、会場の笑いを誘う。さらに、滑舌練習をしたという棚橋が突然“外郎売”を始めて客席を盛り上げると、真壁が「よく覚えてんなと思ったけど滑舌が悪いよな。俺は噛んだことないからね」とツッコむ。棚橋は「最近だと8月10日のリング上で盛大に噛みましたね。一言だけとかも言えなくて噛んじゃう」と照れ笑いを見せた。
演技練習について司会者に聞かれた棚橋は「セリフの言い回しを何回も繰り返しやった。演技の正解が自分の中にない状態でいろいろやっていくと、自然に言えたという瞬間があってこれでいいんだなと思い少しずつやっていった」と振り返る。寺田は「レスラーの方と共演すると決まったときに、最初にDVDで観たのが血だらけの試合だったので驚いたけど、皆さん優しくてプロレスが大好きになりました。これからもずっと観に行きます」と語り、撮影中に棚橋とやっていたという“寺田心式レインメーカー返し”を披露して会場をほっこりさせた。
孝志の相棒で悪役レスラー・ギンバエマスクに扮した田口は演技について「心と心のぶつかり合い。演技も勝負だし、リングの前でやるのかカメラの前でやるのかの違いだけですよ」と話す。棚橋から、木村が田口に対し役者に向いていると言っていたことが明かされると、田口は「来年から試合が減るかも(笑)」とまんざらでもなさそうな様子でほほえんだ。
悪役レスラー、スイートゴリラ丸山役の真壁は新日本プロレスの選手が出演した本作の見どころを「個性ある選手が役を演じてるのが面白い。ハートフルな家族愛を感じられるし、心が温かくなりたかったら観てほしい」とアピール。そして「気を使って派閥ごとに控室を分けてくれて、撮影に行くにも喧嘩しないように護衛が付くんだけど俺たちそんなバカじゃないよ(笑)。丁重な扱いでびっくりした」とエピソードを披露した。
最後に棚橋は「プロレス映画として観ても面白いし、人と理解し合うことにヒントをくれる映画でいろんな人に届くと思う。全力でがんばりました! ぜひ観てください」とメッセージを伝え、「愛してまーす!」と決めゼリフを放ち、会場をあとにした。
「パパはわるものチャンピオン」は9月21日より全国でロードショー。
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「パパはわるものチャンピオン」寺田心が棚橋弘至にレインメーカー返し - 映画ナタリー
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