オールカラー208ページの本書には、雑誌+act.に約5年にわたって掲載された写真やインタビューの数々に加えて、未掲載カットや撮り下ろしのポートレート、ロングインタビューなどが収録された。中村は、自ら付けた「童詩」というタイトルについて「自分の考えや生き様が反映されたタイトルになったらいいなと思ったんです。童心を忘れずにいつまでも楽しく生きていきたいなと」「撮りためてきたものをまとめたものなので、アーティストさんで言うところのベストアルバム。それを“詩”という漢字にして、“童詩”としました」と言及。そして「皆さんの棺桶に入れてもらえたら」と続けて報道陣の笑いを誘った。
「あどけなさが残っているところから、1人の男に変わっていくのが見て取れる。いろんな経験をさせてもらって、ちょっとずつ肩の力が抜けてきているさまが。役者という仕事の一本道を歩いている過程で、その時々の感覚が刻まれています」と本書の感想を述べる中村。彼は梅の木の前で撮影したカットをお気に入りに挙げて「夜の梅というチョイスがなかなか渋いなと思ったです。設定は幽霊で、梅の木の下に埋まっている人物のつもりで演じました。そういう雰囲気が残せたなと手応えを感じています」とその理由を語る。
続いて、「これまで演じてきたキャラクターと自身は近いか?」という質問が寄せられると「どれも自分であって自分じゃない。全部の役が、自分から等間隔に並んでいる感じが。普段は普通の人間です。八百屋や肉屋に行って帰ってご飯作って、洗濯や皿洗いしてYouTube観て寝るみたいな(笑)」と回答。さらに最近の一番の贅沢は「レモン味のかき氷を一気に食べること!」と明かし、30代でやりたいことに関しては「キャンプと釣りとゴルフを30代のうちにやりたい。誰か教えてくれる人を捕まえて、道具もうまいこと甘えて買ってもらおうと思います(笑)」と満面の笑みを浮かべて話した。
自身にとって初の握手会となる本イベント。中村は「たくさんの人が来てくださったし、来れずに家で思ってくれる人も多くいると思います。誠意を持って、いつもありがとうという気持ちを示せたらいいな。握手会は初めての経験ですが、暑い中来てくれた皆さんに満足して帰ってもらえるようがんばりたいです」と、約2000人のファンとの交流に期待を膨らませた。
なお、中村の出演作「
関連する特集・インタビュー
関連記事
中村倫也の映画作品
関連商品
リンク
- ワニブックス オフィシャルサイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
リブロ ★ブックサンタ受付中 9/22~12/25★ @libro_jp
中村倫也、初の作品集は“ベストアルバム”!
「皆さんの棺桶に入れてもらえたら」(写真22枚) - 映画ナタリー https://t.co/4rag2KkNCM