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水野美波による少女マンガをもとにした本作は、佐野玲於演じるなっちゃん、中川演じるまっつん、高杉真宙演じるつよぽん、横浜流星演じる恵ちゃんの友情と恋を描く青春ストーリー。
中川と飯塚は、ドラマ「REPLAY&DESTROY」、「全員、片想い」に続き3作目のタッグとなった。本作の役作りで意識した点を、中川は「セリフの間を埋める合いの手は、リハーサルからいろいろ試していきました。あとメインの4人の中でも、ちょっとずつ関係性が違うと思っていて。4人でいるときと、恵一(恵ちゃん)と2人でいるときのまっつんは違うから、2人きりになる歩道橋のシーンからリハーサルをやったんです。2人にしか共有されていないこと、例えば昔の彼女の話や過去のエピソードを考える時間があって楽しかったですね」と振り返る。
その話を受け飯塚は、駄菓子屋にたまっていたまっつんたちがそれぞれの帰路に就く場面に関して「大志と流星のカットは、背中向きで2人が帰っていくところまで撮っています。台本には会話がないので、こういうとき何を話してるんだろう?と相談して。結局『別れた女子から連絡が来て……』みたいな話をしてたよね」と裏話を披露した。
オススメのシーンを聞かれた中川は、恒松祐里演じるまりとまっつんが河原であんまんを食べる場面だと答え「妹のエピソードが出てきたり、『夏樹、告るかもよ』って水面下でやりあっている部分があったり、初めて見るまっつんの一面が表れている」と回想する。同シーンではたくさんのあんまんを食べることになったそうで、飯塚に「撮影前に大志と一緒にお弁当を食べたんだけど、普通に完食してるから大丈夫なのかなと思った」と言われた中川は「その後、後悔しましたね。予想以上にあんまんを食べることになりました。あんまんの皮が口の中に張り付いちゃってセリフが言えないし、水分も持っていかれるし……」と笑いを起こす。さらに飯塚が「この現場、けっこうそういうことあったよね。カップラーメンを食べるシーンの前にもみんな弁当普通に食べてるし。玲於は『余裕っす!』とか言ってたけど」と言うと、中川は「食べ盛りなんですよ、みんな。そこは本当にプロ意識がなかったなって思います(笑)」と反省してみせた。
本作のお気に入りポイントを観客に募ると、同じく河原のシーンにて、まっつんが自分のマフラーを地面に敷いてからまりを座らせる場面という回答が。中川は「あれは台本になかったんですが、監督の提案からリハーサルのときに生まれました」と撮影を述懐する。また次に当てられた観客は、映画終盤にまっつんが、なっちゃんと吉川愛演じる杏奈を冷やかすシーンをチョイス。廊下に人がいないにもかかわらず、まっつんが「どけ、どけ、どけ」と2人のために道を開けようとする動きは自身が考案したものだそうで、中川は「僕が勝手にやった動きを観てくれているなんて、うれしいですね」と笑顔を見せた。
最後に飯塚は「ぜひこの映画を男性の方に薦めてください!」と観客へアピール。中川は「学生の皆さんには学校の空間や音を思い出していただけて、大人の方は青春時代に戻れる作品だと思う」と映画の見どころを語った。
「虹色デイズ」は全国で公開中。
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