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「最強のふたり」の
本作の音楽を担当したのはイスラエル出身のジャズベーシスト、アヴィシャイ・コーエン。もともと「最強のふたり」がお気に入り映画だったコーエンはナカシュとトレダノからのオファーを快諾し、自身の既存曲を映画のためにリアレンジして提供した。映像にて、トレダノは「アヴィシャイ・コーエンの音楽は一言にジャズと言っても、さまざまな音楽要素がミックスされている。この作品にぴったりだった。感情が揺れ動いているのがわかるんだ」と語っている。
さらに、コーエンからの日本独占コメントも到着。彼はトレダノとナカシュとの共同作業について「彼らがどれだけ音楽やミュージシャンからインスパイアされているか理解できるし、逆に私も彼らにインスパイアされたよ。彼らとの仕事を通して、それぞれが芸術として成り立っている『映像』や『音楽』の使い方、お互いを補完し合うように一緒に働かせる方法や、彼らのもの作りに対しての情熱など、沢山のことを学んだ」と述べている。なお、コーエンは8月26日に東京・紀尾井ホールにて来日公演を行う。
「セラヴィ!」は7月6日より東京・シネクイントほか全国でロードショー。同日より営業再開する同館のオープニング作品となっている。
アヴィシャイ・コーエン コメント
2年前、あるコンサートの終わりに、2人のフランス人映画監督が私のところに来て、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュです、と自己紹介をしたんだ。映画制作者からアプローチされるのは初めてではないが、彼らが「最強のふたり」(2012年日本公開)の作り手たちであることを伝えられたときに、大物だと気付いたよ。「最強のふたり」は私がとても好きな映画だからね。
監督たちから、私の音楽にインスパイアされた映画の脚本を書いていると聞き、音楽使用の許可を求められたのだけれど、初めての映画とのコラボレーションを、この素晴らしい監督たちと一緒にできたことがとてもうれしい。
本作では、新しい曲を書き下ろしたのではなく、監督たちが私の既存のレパートリーの中でどの曲を使用したいかが明確で、すでに映画全体に音楽が有機的に織り込まれていたんだ。
完成した映画を観たときに、音楽の物語る力や、音楽自体がとても生き生きとしていることに驚いたよ。彼らがどれだけ音楽やミュージシャンからインスパイアされているか理解できるし、逆に私も彼らにインスパイアされたよ。彼らとの仕事を通して、それぞれが芸術として成り立っている「映像」や「音楽」の使い方、お互いを補完し合うように一緒に働かせる方法や、彼らのもの作りに対しての情熱など、たくさんのことを学んだ。
この映画は笑えて、刺激的で、彼らのこれまでの作品と同様に人間社会へのメッセージを含んでいる。
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リンク
- 「セラヴィ!」公式サイト
- アヴィシャイ・コーエン トリオ with 17ストリングス - Blue Note Tokyo
- 「セラヴィ!」特別映像 ミュージック編
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映画ナタリー @eiga_natalie
フランス映画祭2018観客賞受賞作「セラヴィ!」の音楽に迫る映像が到着(コメントあり) https://t.co/S9nz8YSb4F https://t.co/oDQDF5OnWz