本日6月27日、「
大正末期、関東大震災直後の日本を舞台にした本作は、女相撲の力士たちと若きアナキストたちが出会い、心を通わせていくさまを描く人間ドラマ。会場となった回向院では、江戸から明治にかけて勧進相撲が盛んに行われ、明治42年には当時の敷地内に旧国技館が建設された。明治23年には回向院境内で女相撲興行が大々的に開催され、境内には本作の時代背景である関東大震災の犠牲者を祭った慰霊碑が建立されている。本作にとって非常にゆかりのあるこの場所の本殿で、最初にヒット祈願法要が行われた。ギロチン社のリーダー・中濱鐵役の東出、中濱の盟友・古田大次郎役の寛一郎が阿弥陀如来をまっすぐに見つめ、ヒットを願う。住職による読経が始まると厳かな雰囲気に包まれ、木竜らキャストが順番に前に歩み出て焼香を行った。
続いて、一同は本殿前の参道に移動。女相撲の興行師・岩木玉三郎役の渋川清彦が口上を述べる。そして、女相撲のテーマソングとも言える楽曲で劇中でも歌われる「イッチャナ節」を出演者たちが奉唱し、女力士・梅の里つね役の前原が迫力たっぷりに四股を踏んだ。女相撲力士の花菊ともよを演じた木竜は「本作とゆかりのある場所でヒット祈願をさせていただいたことをうれしく思います。公開までこれからもがんばっていきますのでどうぞよろしくお願いします」と挨拶。東出は「嘘のない、熱い映画になっています。クラウドファンディングで資金を集めさせていただき、リアリティを追求して撮影に臨みました。3時間の上映時間はどっと疲れるかもしれませんが、それだけ濃いものを皆様に残せるんじゃないかなと思います」とアピールする。
寛一郎は「先ほどの法要が心に染みました。瀬々さんはじめ皆の熱い気持ちが伝わってヒットできると思います」と目を潤ませながら述べる。瀬々は「寛一郎が泣きそうになったのでもらい泣きしそうになりました。撮影中に彼の首を絞めながら『俺を殺せ!』と言ったことは忘れません。木竜さんには『そのままでは主役を取られてしまう』と言ってしまいました。若い2人の力が宿った素晴らしいできになっていると思います」と語った。そして瀬々が「初日舞台挨拶で寛一郎は号泣するでしょう。楽しみに待ってます!」と笑顔でコメントすると、寛一郎は「泣かないです!」と応答し、会場を和ませた。
「菊とギロチン」は7月7日より東京・テアトル新宿ほか全国で順次ロードショー。なおMotionGalleryでは、7月6日まで配給・宣伝費の支援を募るクラウドファンディングが実施されている。
※「菊とギロチン」はR15+指定作品
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