「
本作は、
「私の作詞作業において“誰が歌うか”というのは非常に大事なポイントです。歌い手を思い浮かべることで、その人物像やヒントに言葉を手繰り寄せていける」と語る小竹。完成作品については「本当に驚きの連続でした。『えっ! あの曲がこういうストーリーになったのか!?』と。6人の監督が大いにイマジネーションを膨らませ、自由にそれぞれの世界を描き出してくださり、作詞した者としては正直、戸惑いもあったほどです。でもそれでこそクリエーターだなぁと感服しましたし、どの作品も、最後にテーマソングが流れると不思議と違和感がなかった。すごく刺激を受けました。監督たちの映画愛がひしひしと感じられ、何でもない場面なのに不意に胸が締め付けられるといったところも多かったです」と感想を述べた。各曲へのコメントは以下の通り。
「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」は6月22日より全国ロードショー。
小竹正人 コメント
EXILE TAKAHIRO「Canaria」について
TAKAHIRO自身が持つイメージから生まれた詞。歌を忘れたカナリアの切なさ──しゃべらない寡黙な男を彼が演じたらぐっと来るだろうなと着想し、一気に書き上げました。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「東京」について
地元ではスターだった若者たちがこの街に来たとたん埋もれてしまい、夢破れる、そんな東京という街への思いを込めた、自分の中でも思い入れのある曲。この悲しい女性詞を女性が歌うとあまりにも悲壮感が漂うので(笑)、あえて三代目の二人に歌ってもらったら、めちゃくちゃ素晴らしい仕上がりになって鳥肌が立ちました。
GENERATIONS from EXILE TRIBE「何もかもがせつない」について
タイトルが最初に浮かびました。GENERATIONSのメンバーは子供の頃から知っているので、ラブソングを歌ってもらうことに長いこと違和感があったんですが(笑)、気付けば彼らも大人。年相応、またはそれ以上の恋愛の曲にも挑戦してほしいなと思って。個人的に、“切ない”って“絶望”や“悲しみ”より手前の、まだ少し余裕のある状態という気がしていて、そこが若い子の恋愛に重なります。
DANCE EARTH PARTY「あの子のトランク」について
ボーカルのShizukaが、よく悩んでいた昔の私にそっくりでとても親近感を覚えるんです(笑)。だから久々に彼女が歌う詞を書けるこの機会に、おとぎ話風の世界に乗せて、自分からShizukaへのエールみたいな気持ちで書いたんです。個人的に平林勇監督が手掛けた番組「しまじろうのわお!」が大好きなんですが、あのおしゃれさやマニアックな雰囲気が「Kuu」にも出ていて、非常に光栄でした。
JAY'ED&鷲尾伶菜「How about your love?」について
今回初めてご一緒したJAY'EDくんの歌声が想像以上に素晴らしく、その相乗効果で鷲尾もかつてない大人っぽい歌い方で魅せてくれたという印象。映画ともぴったりです。
DEEP「Baby Shine」について
恋愛というより“現実逃避している人たち”が自分の中のテーマ。例えば「夜光虫」など、シングル曲ではちょっと使いにくいような単語も、こういう企画でなら使えるので楽しかったです。
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- 「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」公式サイト
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ゆう @atodekakuyo
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