「キス餃」ボイメン田村侑久、イケメン役逃しかける「事務所的には田村じゃない」

「キスできる餃子」の先行上映が6月11日に愛知・ミッドランドスクエア シネマで開催され、本作に出演したBOYS AND MENの田村侑久、勇翔、監督の秦建日子が登壇した。

宇都宮を舞台とする本作は、実家である餃子屋の再建に奮闘するシングルマザー・藤田陽子とプロゴルファー・岩原亮の恋を描くラブコメディ。足立梨花が陽子、田村が亮に扮した。MCが田村にイケメンプロゴルファー役を演じた感想を尋ねると、客席からは笑いが。それを受けて田村は「笑うな笑うな！ イケメンプロゴルファー役の田村侑久です！」と元気いっぱいに挨拶し、「みんな僕のことイケメンだと思っていますよね？」とファンに語りかける。

出演オファーが舞い込んだ際のことを田村が「マネージャーから『イケメンプロゴルファー役だから、事務所的には田村じゃないんだと思うんだよね』『勇翔を一緒に行かせようと思って』と電話で聞きまして……そんなひどいことあるかよと思って」と振り返ると、勇翔も「僕も事情を聞いていたので、当日複雑な心境でした。タム（田村）に申し訳ないな、俺が邪魔するのもどうなの……と思っていて」と続けた。また、田村は「『僕を使ったほうがいい』と監督を論破して、この役が決まりました。それで、勇翔もせっかく名古屋から来てくれたから梨花ちゃん（演じる陽子）の元旦那役で出演することになって」と経緯を明かし、「（足立とは）二人三脚で演技ができたと思います！ でも梨花ちゃんの口癖は『勇翔だったらよかったのに、勇翔のほうがイケメンだしね』でした（笑）」と撮影時のエピソードを披露して笑いを誘う。

イベントでは“ロシアンルーレット餃子”と銘打たれたゲームを登壇者たちが行い、激辛餃子を引き当てた田村と秦が、罰ゲームとして“餃子ポッキーゲーム”を行う場面も。最後に勇翔は「家族や自分の夢などに悩んでいる方を後押しできるような映画になっているので、ぜひ楽しんでください」と、田村は「この映画は宇都宮メインでやっていますけど、映画に携わっている人の愛がすごく詰まっている映画なんですよ！ そして、この映画を観終わったら間違いなく、餃子が食べたくなる！ そんな力強い映画です！」と観客にメッセージを送り、イベントの幕を引いた。

「キスできる餃子」は6月15日より栃木で先行ロードショー。その後、6月22日より全国で公開される。