劇場アニメ「
本作は、2014年にテレビアニメ化された「曇天に笑う」の前日譚および後日譚を前・中・後篇の3部作で描く劇場アニメ第2弾。風魔一族としての宿命を背負った金城白子の知られざる過去が描かれる。
白子(壱助)役の櫻井は「脚本を読んだら、なんて悲しい話だと。背負うものがあり、収録も緊張感の中粛々と行いました」とアフレコを振り返った。壱雨役の遊佐も「つらいシーンが続くのでキューっと胸を締め付けられるような。だから(収録では)『ハワイの空港がイノウエ空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)になったんだよ!』なんて真面目なことばっかり話してました(笑)」と冗談を交えつつ井上と笑い合う。
双子のルーツが深く描かれた本作。櫻井は「遊佐さんの気配、波動を感じながら収録に臨みました」と述懐する。そして「集中して現場が静まり返ったとき、遊佐さんがフワッと雰囲気を明るくしてくださったり。ありがたいなあなんて、手を合わせていました」と述べると、遊佐から「合わせてたっけ?」とツッコミが。そんな遊佐はテレビシリーズでも櫻井とユニゾンで話すセリフもあったことに触れ、「(壱助と壱雨は)2人で1人。今回そのバックボーンが描かれたことで『お前は俺か』という問いかけの意味が補完されました」と感慨深げに語った。
また映画オリジナルキャラである父・永四郎役の津田は「歴史ある作品の外伝に出させていただくのは非常にうれしいこと」と本作への参加を喜び、母・六花役の井上も「切ないシーンが多くて、悲しいことがいっぱい。そんな中でも、忍びの一族の一員でありながら母親であるということをいかに表現できるか考えながら演じました」と役に込めた思いを明かした。
続いて登壇者たちは風魔一族の厳しい掟にちなみ、自身の中で決めているルールを明かすことに。最初の挨拶から「井上喜久子17歳です」とおなじみの挨拶を披露していた井上は「“17歳教”という忍びの組織の長をやっていまして……。出身地を聞かれたら『お花畑』って答えるって決めてるんですけど、あまり聞いてもらえない」とファンシーな回答で会場を和ませる。続く津田は「あんまんを食べるとき、肉まんを絶対買います。肉まんのときは肉まんだけで大丈夫」と真剣な顔のままユニークな回答を披露。
また遊佐は「潔癖性のところがありまして。落ちた食べ物は3秒以内に処理します」と言って素早く拾って食べるジェスチャーをしてみせ、共演者たちから「さすが風魔!」と称賛の声を引き出す。櫻井も「お風呂に入ったあとはトイレに行かない。必死に寝る」と個性的な回答で観客を笑わせるが、髪を乾かさずに寝てしまうことがあると明かすと遊佐から注意を受けてしまう。最終的に櫻井が反省の弁を述べる流れになり、遊佐が耳打ちするままに「今日から、髪を洗ったら、乾かして、寝るのです」と発言。息ぴったりの櫻井と遊佐の姿を、井上は「2人で1人!」と笑顔で見守っていた。
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- 「曇天に笑う〈外伝〉~宿命、双頭の風魔~」本予告(60秒)
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