「ゲティ家の身代金」リドリー・スコットが原動力語る「くよくよ考えないこと」

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ゲティ家の身代金」の監督リドリー・スコットより、コメントが到着した。

「ゲティ家の身代金」メイキングカット

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「ゲティ家の身代金」ポスタービジュアル

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本作は1973年に起きた、アメリカの石油王ジャン・ポール・ゲティの孫ポールの誘拐事件を描く実録サスペンス。孫の身代金1700万ドルの支払いをゲティが拒否したことで知られる同事件の顛末が活写される。もともとゲティを演じていたケヴィン・スペイシーが、セクハラ騒動により降板。クリストファー・プラマーが代役を務め、再撮影が行われた。

「ゲティ家の身代金」

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当初の予定通り、アメリカで2017年内の公開が実現したことについてスコットは「そこにはなんのマジックもない。私にはすごく経験がある。(最終的に)やらないといけないことがわかっていた。それは、基本的にケヴィン・スペイシーを入れ替えることだった。さもなければこの映画は消え去ってしまっただろう」と述懐。また、代役をプラマーに決めた理由を「彼の名前は常にゲティ役の候補者のリストにあった。リストには2人しか載っていなかった。ケヴィン・スペイシーとクリストファー・プラマーだ。それで、僕はクリストファーに電話をかけたんだ」と明かす。さらに、監督やプロデューサーとして多くの作品を手がける原動力を、「くよくよ考えない。ただやるんだよ。今作で(役者)を入れ替えたように、じっくり考えていないで何か実際にやることだ。もっとも大変でもっとも困難なことは、どんな題材であってもそれを書くことだよ。一旦それが脚本に書かれて、その題材についてのビジョンがあれば、フィルムメーカーやライターの見方によって、どんなことでも興味深いものになる。だから私は多くの映画を手がけているんだ。自分がやっていることが大好きだからだよ」と説明した。

「ゲティ家の身代金」

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そしてスコットは、日本のファンに向けて「今作には、とてもストレスフルで、ときにはかなり暴力的なところが出てくる。多くの意味で、家族の崩壊についてのストーリーなんだ」と作品を解説。人質の母親である主人公ゲイルの名を挙げ「子供のために立ち向かった彼女の、人生における緊迫した状況を描いた映画でもある。ミシェル・ウィリアムズによって演じられたゲイルの意志の強さや勇気は、もっとも重要なものだ」と映画のポイントを述べた。

「ゲティ家の身代金」は5月25日より全国ロードショー。

※「ゲティ家の身代金」はR15+指定作品

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