居場所のない中年男性がゾウと故郷目指す、タイ舞台のロードムービー公開

シンガポールとタイの合作によるロードムービー「ポップ・アイ」が、8月より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

タイを舞台にした本作の主人公は、かつて一流建築家として名を馳せたが、今や会社にも家庭にも居場所がなくなった中年男性タナー。そんな彼は、子供の頃に飼っていたゾウのポパイをバンコクの街中で偶然見つける。ポパイとともに故郷まで500kmの長旅に出たタナーは、行く先々で個性豊かな人々と出会っていく。

監督を務めたのは、シンガポールの女性監督カーステン・タン。本作は、ワールドプレミアとなった第33回サンダンス映画祭の国際長編コンペティション部門で脚本賞を受賞し、第90回アカデミー賞外国語映画賞のシンガポール代表に選出された。現在、YouTubeでは予告編が公開されている。