第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された
本作は、瓜二つの顔を持つ2人の男の間で揺れ動く女性・朝子の姿を描いたラブストーリー。カンヌ国際映画祭には濱口、タイプの異なる亮平と麦(ばく)という2人の男を演じた
当日は朝から雨と曇りを繰り返していたが、レッドカーペットのタイミングだけ青空が広がった。濱口とともに、ディオールの黒いタキシードに身を包んだ東出とアルマーニの黒いシースルードレスを着こなした唐田がレッドカーペットに登場すると、ともに長身の2人は抜群の存在感を放つ。途中、ドレスが靴に引っかかった唐田を東出が優しくエスコートする場面も。場内に入ると3人は大きな拍手で迎えられ、「ハマグチ!」という声が何度も上がった。
上映終了後、エンドロール中から大きな拍手が始まり、その拍手は10分以上鳴り止むことはなかった。場内が明るくなると、多くの観客が濱口とキャストへ「Beatiful film!」と称賛の声を投げかける。公式上映直後に濱口は「観客の好むものかわからなかったけど、こんなにあったかい拍手をもらえると思いませんでした。カンヌで伝わってとてもうれしい気持ちです。2人にありがとうと伝えたいです」と感謝の気持ちを述べる。
東出は「万感の思いで受け止めました。いろんな愛が伝わったと思います。2000人もの席の会場で自分の出演映画が上映されたのは初めてで、入ってすぐに天井を見てその広さに驚きました。さすがカンヌだと思いました」と驚きを伝え、「上映が終わって、2階席から身を乗り出して拍手してくれた人がいたんです。映画の思いが届いたのだと思ったけど、その人たちへ感謝を伝える言葉が浮かばず、つたないフランス語でメルシーと言いました」と興奮気味に話す。
唐田は「貴重な経験をすることができました。この場所にいるのが奇跡のようです。濱口監督、東出さんはじめ、関わった人たちへの感謝、みんなへの感謝と愛があふれました」と感激の涙を流しながら吐露。「『寝ても覚めても』に関わってくださった方々と見てくださった方々への感謝があふれて、そして、こんなに大きな舞台でこれだけの声援を受けさせていただいて感謝の思いでいました」と続けた。なおYouTubeでは、レッドカーペットや上映後の様子を切り取った映像が公開されている。
「寝ても覚めても」は9月1日より東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。第71回カンヌ国際映画祭はフランス現地時間5月19日まで開催中。
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