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鈴木が映画監督デビューを飾った本作は、遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック“ラブドック”を舞台にしたラブコメディ。仕事は完璧だが恋愛は失敗続きの剛田飛鳥を吉田羊が演じた。
本作で映画単独初主演を果たした吉田羊は「昨日公開されたということで、夜の回で観てまいりました。改めて、ここに立ってくださっている方々のおかげで“吉田羊主演の恋愛映画”という奇跡のようなことを叶えられました」と感慨深げに述べる。
バラエティ豊かなキスシーンが登場する本作にちなみ、登壇者たちへ「理想のキスのシチュエーションは?」という質問が。飛鳥の親友・細谷千種役の大久保は「自然なキスが理想。同棲を2年くらいしている関係で、台所にツードアの冷蔵庫がある。そこで私が何かを探していて、『ポン酢なかったっけ?』って振り返った瞬間にキスされる!」とかなり細かい設定を指定する。野村を誘って2人で実演し、会場を沸かせた。
整体ジムのトレーナー・野村俊介役の玉木は、同じ質問に「人前でキスすることに抵抗があるんですが、海外に行ったらちょっと羽を伸ばしたくなるかなと。この間アイスランドに行ったんですが、もしオーロラが見えていたら、オーロラの下でキスしたらロマンチックかな」と答える。飛鳥に思いを寄せる花田星矢役の野村は「何かが始まりそうなキスがいいですね。家でもベッドの上でもいいんですけど……向こうからしてきてくれたら『今日は“いい日”だ』みたいな気持ちに……」とたどたどしく回答し、大久保から「言葉が悪いけど、おっぱじめる前のキスってこと!?」と詰め寄られていた。
ここで本日47歳の誕生日を迎えた大久保を祝うため、彼女の愛犬・パコ美を模した“ラブドッグケーキ”がステージに運ばれる。そこで、劇中にて吉田鋼太郎演じる淡井淳治が飛鳥にした“ホイップキス”を再現することに。吉田羊が大久保の頬にホイップクリームを付けてそこにキスをすると、大久保は「なんで羊さんなの!?(笑) 男性陣がいるじゃない!」と照れ笑いを浮かべた。中盤には吉田羊が、淳治との“ホイップキス”、俊介との“ピンポン玉キス”、星矢との“金魚キス”のうちどれが好きだったか観客にアンケートを実施。ホイップキスの人気が低かったことからキャストたちは「ここに鋼太郎さんがいたら違ったかもね」と言うが、鈴木は「鋼太郎さんは今、男とのキスに夢中だから……」と吉田鋼太郎の出演ドラマ「おっさんずラブ」に言及して笑いを起こす。
役作りについての話題では、ラブドックの院長・冬木玲子役の広末が「ブルゾンちえみさんを意識して脚本を書かれてるんだなって……。セリフにリズムがあって、どうしてもリハーサルで『35億』って言いたくなっちゃう」と回想。冬木のもとで働く桜木美木を演じ、広末に奇抜なコスチュームをいじられた成田は「いろんな人にあれはどういう意図なの?って聞かれます。僕はけっこう気に入ってるんですけど……え、笑ってます?(笑)」と広末を二度見した。
また終盤には、大久保が現場での野村の様子について告白。「女ったらしというか……本当に人たらし」と切り出し、休憩中に寝転がっていた野村が自分の横のスペースを指して「大久保さん、ここ空いてるよ」と言ったことを明かし「すっごいドギマギしましたからね……ありがとうね」と思わず感謝を口にする。それを聞いた吉田羊も、野村について「さっきも『羊さん、今日もかわいいっす!』って言われてうれしかったんですが、すぐに振り返って『大久保さん、今日もかわいいっす!』って言ってたの」と暴露。野村は本作について「初めてこんな“歳下かわいい系男子”をやらせていただきましたが、けっこう僕できてましたよね。でもしばらく封印しようかなって思ってます」と宣言した。
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