「キネマ旬報 映画本大賞2017」が発表され、脚本家・田中陽造の著書「田中陽造著作集 人外魔境篇」が第1位に選ばれた。
映画雑誌・キネマ旬報が実施している「映画本大賞」は、前年度に出版された映画に関する書籍の中からベスト10作品を選出するもの。第1位に輝いた同書は、「ツィゴイネルワイゼン」「魚影の群れ」「居酒屋ゆうれい」などの脚本を手がけてきた田中による映画エッセイ、インタビュー、幻の連載「異能人間」など、50年にわたる著作が収められている。
なお明日5月2日発売のキネマ旬報5月下旬号に選考人全24名のベスト10作品と選評、11位から97位までの結果が掲載される。「キネマ旬報 映画本大賞2017」のベスト10は以下の通り。
キネマ旬報 映画本大賞2017
第1位「田中陽造著作集 人外魔境篇」田中陽造 著
第2位「日活1971-1988 撮影所が育んだ才能たち」ワイズ出版編集部 編
第3位「無冠の男 松方弘樹伝」
第4位「映画の乳首、絵画の腓 AC2017」滝本誠 著
第4位「ジャック・ドゥミ+ミシェル・ルグラン シネマ・アンシャンテ」山田宏一、濱田高志 著
第4位「『昭和』の子役 もうひとつの日本映画史」
第7位「『男はつらいよ』を旅する」
第8位「日本映画は信頼できるか」
第9位「日本ヘラルド映画の仕事 伝説の宣伝術と宣材デザイン」谷川建司 著
第10位「岸田森 夭逝の天才俳優・全記録」武井崇 著
※第4位は3冊同点
※濱田高志の高は、はしごたかが正式表記
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- 文遊社|田中陽造著作集 人外魔境篇
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