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本作は吉永にとって通算120本目の出演映画であり、「北の零年」「北のカナリアたち」に続き北海道を舞台にした“北の3部作”最終章にあたる。吉永は、ソ連軍の侵攻により樺太を追われ北海道・網走へとたどり着いた江蓮てつを演じた。
北の桜守パークでは、“樺太にある江蓮家”のオープンセットを公開するほか、撮影で使われた小道具や衣装の展示、撮影当時の様子がわかる特別映像の上映などが行われる。セレモニーには500人以上の地元の人々が詰めかけ、大にぎわいのイベントに。吉永のほか、プロデューサーの岡田裕介、稚内市長の工藤広らによってテープカットが執り行われ、加えてパークの中庭にエゾヤマザクラの木が植樹された。
吉永は「何度か映画館で映画を観て『終わったー! 大変だったけど、やってよかった』とどこか燃え尽きたようなところがあったんですが、今日、こうやって多くの皆さんがいらしてくれたのを見ると、また新たに映画の素晴らしさを感じておりますし、多くの方々が映画のことを忘れずにこのパークに来てくれることを願っております」と喜びを語った。
「北の桜守」は全国で上映中。
吉永小百合 コメント
稚内市民の方々、200人以上が様々なシーンで撮影に参加してくれました。暑いときや風の強いときなどもありましたが、まず、皆様に厚く御礼申します。皆様のおかげで、稚内近郊で撮影したシーンはどれも素晴らしいシーンになりました。また、今日、このように北の桜守パークができて、私の演じたてつの樺太の家がここにあるということが、とてもうれしいです。撮影が昨年の2月から始まり、秋に完成して、3月に映画公開しました。何度か映画館で映画を観て『終わったー! 大変だったけど、やってよかった』とどこか燃え尽きたようなところがあったんですが、今日、こうやって多くの皆さんがいらしてくれたのを見ると、また新たに映画の素晴らしさを感じておりますし、多くの方々が映画のことを忘れずにこのパークに来てくれることを願っております。このセットの前で、阿部(寛)さんが演じる夫の徳次郎さんが戦地へ出征するシーンが撮影されたんですが、台本で「私の好きな人、死なないで」というセリフがあったんです。最初はうまく言えるかしらと思ったのですが、阿部さんの目を見ていたら、当時の方々の思いみたいなものがこみ上げてきて自然にそのセリフを言うことができました。とても忘れないシーンとなりました。北の桜パークですが、皆さんがあっと驚く、マジックのようなものもありますので、ぜひそちらで写真を撮って、多くの人に楽しんでもらいたいです。
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- 「北の桜守」公式サイト
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