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実話をもとにした本作は、日本とベトナムの国交樹立45周年を記念して製作されたラブストーリー。阪神淡路大震災で命を落とした母との思い出を求め沖縄に移住した愛美が、ベトナム人技能実習生コアとの出会いを通じて希望を取り戻していくさまが描かれる。今作で長編映画デビューを果たした牧野裕二がメガホンを取った。
イベントの冒頭では大野と森崎が役作りについて語った。大野は「阪神淡路大震災を詳しく知らなかったので、本を読んで勉強させていただきました。森崎さんに助けられて役にはスッと入ることができて」と回想。森崎は照れながら「お褒めいただきありがとうございます」と話し、撮影中に苦労した点を「日本語があまり上手ではないしゃべり方を研究しました。下手すぎたら何を言ってるのかわからないし、うますぎても不自然だし、そこが一番難しかったです」と明かす。
沖縄だけでなくベトナムでも行われた同作の撮影。ミャンマー出身の森崎はベトナムに親近感を持っていたと述べ、「でもミャンマーと違ってバイクがすごく多いんですよ。布のカラフルなマスクをしてる人がいたり」と振り返る。大野は「ココナッツウォーターがすごく好きで、ベトナムではたくさん飲みました。あとカエルを食べて。チキンみたいでおいしかったです」と笑顔を見せた。
現場ではベトナム語を学びながら撮影に臨んでいたという2人。大野が「何度口にしても(発音が)違うと言われて」と打ち明ける一方で、森崎は「僕けっこう耳がよくて、一発で『うまいね』って言われました。やっぱりセンスあるな……」と冗談交じりに語る。ベトナム語で自己紹介をするよう要望があると、森崎は焦った表情を浮かべながら「僕覚えるのも早いんですけど、忘れるのも早いんですよ」と吐露し、会場に笑いを巻き起こした。
そして大野は「ベトナム人のコアと出会って、愛美の価値観が変わっていくのが見どころだと思います」と作品をアピール。森崎は「こんなにもまっすぐな純愛があるんだなと。ピュアな物語を皆さんに届けることができてうれしいです」と思いを伝えた。
「クジラの島の忘れもの」は5月12日より東京・渋谷シネパレスほか全国で公開される。
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