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東野圭吾の同名小説を三池崇史が映画化した本作は、遠く離れた場所で発生した硫化水素中毒による2つの不審死を追うミステリー。事件を調査することになった地球化学の専門家・青江修介を櫻井、自然現象を予知できるヒロイン・羽原円華を広瀬、事件の秘密を知る失踪中の青年・甘粕謙人を福士蒼汰が演じた。
このイベントでは青江という役柄にちなみ、日本大学文理学部地球科学科の特別講義に櫻井と広瀬がサプライズ登場。学生500人の大歓声に迎えられた櫻井は「男子学生の『うわー! 広瀬すずだー!』感がすごかったです(笑)」と圧倒された様子でコメントする。
講義の中では、地球科学科・学術博士の加藤央之と地球科学科・教授の竹内真司とともに、映画の内容を考察することに。教授役として演じた劇中講義シーンについて、櫻井は「皆さん、あの講義の内容ってわかるんですか? 正直僕は何を言っているのかよくわかっていなかったので、あれだけ難しい理論を勉強されているなんて、尊敬します!」と学生たちを見渡す。竹内に「あのシーンではありえないことが1つありまして……こういうカッコいい人が大学教授をやっているということ」と言われると、櫻井は「そんなことないと思う(笑)」と恐縮。広瀬すずは専門的な言葉が多く登場した本作の撮影を「いつもの作品よりもセリフを覚えるのが大変でした」と振り返った。
ここで櫻井が、加藤に「気象現象を利用した殺人は実際に可能なものでしょうか?」と質問。「そう問われたら、櫻井さんのセリフと同じく『ありえません!』と答えます。映画に登場した硫化水素は濃度の高いところから低いところに拡散するので、高濃度のまま移動しないんです」という解説を、「ふん、ふん……」とうなずきながら聞いていた櫻井は「めちゃめちゃ面白いじゃないですか! 『ありえません!』というセリフは合っていたということですね。よかったー!」と安堵の表情を浮かべる。
また広瀬は、劇中のセリフにちなみ「竜巻の予測はできるのですか?」と問う。加藤は「現段階では非常に難しいです。科学が進歩すると、もう少し正確な予測ができるかもしれない」と回答し、学生たちとともに小さな竜巻の渦を再現する実験を披露。ドライアイスと掃除機を使って箱の中に渦が生み出されると、櫻井と広瀬も興味津々。また櫻井は「ちょっとごめんなさい?」と言って実験に使われた掃除機を確認し、「日立の掃除機でした」と自身がCMに出演するメーカーをちゃっかりアピールした。さらに2回目の実験では、櫻井と広瀬もアシスタント的な立場で参加。無事成功するが、櫻井はその間に加藤の立ち振る舞いを観察していたようで「先生、ポケットに手を入れてましたよね。僕も講義のシーンでやっときゃよかったなあ!」と笑いを起こした。
最後に広瀬は「あまり触れたことのない世界という感覚で映画の中の現象を見ていたので、実際に実験をやってみて楽しかったです。ちょっと身近に感じることができたので、この映画を改めてもう1回観たいなと思いました」と講義の感想を述べる。櫻井は「僕も大学生のときはほとんど友達と酒を飲んでいただけだけど、そんな友達と今でもつながっています。勉強も大事だけど、一生一緒にいる友達との仲を育むのも今しかできないこと。そういう意味でも大学生活を満喫できればいいんじゃないかと、おじさんは思っています!」と生徒たちにメッセージを送った。
「ラプラスの魔女」は5月4日より、全国の東宝系劇場にてロードショー。
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「ラプラスの魔女」櫻井翔&広瀬すずが講義に参加、大学生へ「今しかできないことを」
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