本日4月15日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて「
石田衣良の小説を三浦大輔が映画化した「娼年」は、会員制ボーイズクラブで“娼夫”として働くことになったリョウこと森中領が、女性たちと関わる中で成長していくさまを描く作品。リョウ役の松坂は女性客で埋め尽くされた客席をまじまじと見渡し「ハードプレイですよ……これはたまげますね。けっこうアウェイ感が……」と笑顔を見せる。本作が大ヒットしていると司会者に教えられた松坂は「ありがとうございます。すごいですねえ。本当に満席なんですか? (名探偵)コナンじゃなくて!?」ととぼけたあと、「観ていただいた方の支えでいろんな方に広まっているんだなと感じます」としみじみ。
松坂は撮影を振り返り、「(リハーサルで)三浦さんがリョウも相手の女性役も両方やってくれるんですが、お芝居がうまい。三浦さんが女性役であえぎ方や動きも事細かにやりながら、僕と合体してるのを女優さんやスタッフさんが見てるのですごくシュールですよ(笑)」と明かす。さらに、三浦のことを「同じ目線まで下がってきて歩み寄ってくれる。舞台稽古のあとなんかはコミュニケーションを深めるために、みんなで人狼ゲームをやる提案をしてくれたり、茶目っ気も見せてくれるんです」と語った。
松坂は濡れ場について「撮影のつらさのあまり、体も削ぎ落とされていった。濡れ場を長時間やることもないので……そんな長時間やるもんじゃないですよ」と述懐し、「風邪引くかと思うくらいずっと裸なんで『服着させてくれ!』ってなってました」と笑う。そして「スタッフも慣れてきちゃって、次第にプレイの名前も恥ずかしげもなく発言するようになってくるんです。現場は卑猥な言葉ばかりでした。DVD出るんですかね?」と心配し、会場を沸かせていた。
本作を2回以上観る観客へのメッセージを司会者に求められた松坂は「(西岡)徳馬さんのシーンは絶対に笑ってください。スタートから緊張の糸が張ってますが、あそこで1回ほぐしてもらって。大いに笑ってもらってけっこうなんで我慢せずに!」とアピール。そして「スタッフさんに聞いたところ、コナンと一緒に観る人が多いそうです。映画館にはいろんな癒やしがあるんだなと。こっちは頭脳も体も大人の男がいろんな事件に巻き込まれます」と「名探偵コナン」風に紹介し、会場を盛り上げた。最後に「賛否両論でも僕と三浦さんで受け止めるんで、いろんな感想をお願いします」とコメントし、イベントの幕を引いた。
真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、馬渕英里何らがキャストに名を連ねる「娼年」は現在、全国ロードショー中。
※「娼年」はR18+指定作品
※西岡徳馬の徳は旧字体が正式表記
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- 「娼年」公式サイト
- 「娼年」予告編
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若狹 眞礼城 WAKASA Mareki @能代べらぼう屋 @marekingu
「娼年」松坂桃李が濡れ場の撮影振り返り「服着させてくれ!」 https://t.co/bgXk31WBmh #スマートニュース