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「春夏秋冬物語」の園田俊郎が監督を務めた「EVEN~君に贈る歌~」は、人気歌手のRINがインディーズバンドEVENのボーカル・武人に憑依したことから始まる物語。武人を桜田が演じ、ギターの涼に栗原、ベースの充に才川、ギターの快に坂東、ドラムの春雄に櫻井が扮した。劇中ではインディーズバンドという設定のEVENだが、現実世界では5月30日発売のファーストシングル「アイノウタ」でメジャーデビューを果たす。
まずはシングルのカップリング曲「Carry on!」からライブスタート。大サビ前では櫻井以外の4人全員でジャンプするなど、息の合ったパフォーマンスを披露する。曲が終わると1人ずつ自己紹介し、桜田の「実は次で最後の曲になってしまいます。たった2曲だとしても、今日のためにみんなで練習してきた。これからEVENとして本当にがんばっていこうと思うので、こうして歌えることを幸せに思っています」というMCのあとに「アイノウタ」を演奏。サイダーガールのフジムラが提供し、映画の主題歌にもなっている同曲では、栗原のギターソロで大きな歓声が起こった。
トークパートでは、坂東が初ライブに関して「指、めっちゃ震えました! 初めてこういうステージに立ったので、(観客の)目がいっぱいあるなって……」と話して笑いを起こす。才川は「12月から毎週リハをしてきたので、感極まるものがあって感動しちゃいました」と、桜田は「うれしかったのは、変な意味じゃなく、お客さんの中に目が合わない人がいるってこと。それはほかのメンバーを観てるということですよね。それぞれ楽しんでくれている空間が一番幸せだと思う」「(栗原の)ギターソロのとき、心の中で勝手に自慢してたもん。そうだよ、カッコいいんだよ!って」とコメントした。
カスタマイZとしてバンド経験のある栗原は「ライブはひさびさなんですが、とにかく楽しかった。またやりたいなっていう気持ちがすごい!」と興奮気味に話す。するとメンバーから、リハーサル中にギターを背負って弾いていたことや、歯で弾こうとしていたことを暴露される。またドラムに初挑戦した櫻井が「12月にオーディションに受かってから、電子ドラムが買いたくてバイトをしました」と明かすと観客から驚きの声が。栗原が「大好きな一眼(レフカメラ)売ったんでしょ?」と言うと、櫻井は「それはマジで言うな!」と大慌てだった。
楽曲に関するトークでは、桜田が作詞した「寂しくなるじゃん」の話題に。役者、ボーカル、作詞家と、本プロジェクトで3役をこなした桜田は「僕も自分が何の人なのかわかりません」と言うが、ファンに拍手されると「僕なんかのために手のひらを痛くするのやめて、やめて」と控えめに制止する。しかし「作詞してみてすっごい楽しかったです!」と素直に続け、「武人でもあるしRINでもあるし、EVENのメンバーでもある。全員の気持ちを想像して書きました」と解説した。
またイベント終盤には、メイキングムービーの上映も。栗原の誕生日当日、本人が偽のスチール撮影を行っている間にメンバーがサプライズを仕掛ける様子が流されると、観客も思わず拍手する。上映後、まんまとだまされていた栗原は「僕から撮影をすることになったとき、通くんが『僕が先じゃなくていいんですか?』って言ったことでいっそうリアリティが増した」と明かすが、才川も「気付かなかった、俺も。本当に撮影があるんだと思ってた」と告白したことから爆笑が起こった。
最後の挨拶では、桜田が「こうして来てくれた皆さんや、あえて言うならEVENのためにがんばって時間を割いてきた僕ら、それを作品に落とし込んでくれた監督、そしてスタッフさんたち、すべての人が関わってこの時間ができてると思う。みんなありがとうございます! EVENがもっともっと大きなプロジェクトになって、バンドとしても役者としてもどんどんチャンスをつかんでいけたら」とイベントを締めくくった。
「EVEN~君に贈る歌~」は6月2日より全国ロードショー。また5月30日には東京・新宿BLAZEにて、EVENの“レコ発イベント”と映画「EVEN~君に贈る歌~」公開記念対バンライブが開催される。
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リンク
- 「EVEN~君に贈る歌~」公式サイト
- EVEN アーティストページ
- 「EVEN~君に贈る歌~」予告編
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