2004年に公開された映画「
主人公・藤沢浩紀役の辰巳は「新海誠さんの作品が舞台化されるというだけで一ファンとして驚きだったんですが、そこにまさか自分が出演できる、しかも主人公を演じることができるとは。新海さんの作品は映像が素敵だし、1人ひとりのキャラクターが素敵に描かれている印象だったので、藤沢浩紀の人生を背負って舞台に立つぞという思いで稽古に臨んでいます」とコメント。さらに「高校生の青春物語にはずっと憧れていたんですが、あれよあれよと言ううちに後輩がそういう作品をやっていき……。ジャニーズに入って20年目でやっとできることがうれしい」と喜びを語った。
浩紀のクラスメイト・白川拓也役の高田は、物理学に才がある自身の役どころについて「演じるにあたって物理学というものをWikipediaで調べたんですけど、自分にはまだ理解できない部分があるので、これからもっと勉強していかなきゃなって思ってます」と会場の笑いを誘う。浅野が「最後まで無理だと思う(笑)」とツッコむと、「そうなんですよ。教科書とかもらったんですけど、あまり理解できない部分が……」と独特のテンポで続けた。
ヒロイン・沢渡佐由理役の伊藤は、「私は辰巳さんがデビューした年に生まれたので11歳くらい違うんですけど、その距離を感じさせないような演技ができたらいいなと思います」と辰巳に視線を送る。新海作品のファンでDVDも持っているという伊藤は「出演の知らせを聞いたとき、実はインフルで寝込んでいたんです。でもそのつらさが飛ぶくらいうれしくて、早速その場でワクワクしながら映像を観返しました。私、こんなにかわいい子を表現できるかな?」と恐縮し、共演陣から「いやいやいや大丈夫! 映像から飛び出てきたようだよ!」と言葉をかけられた。
映画版の富澤常夫から性別を変え、今回の舞台版に女性として登場する所長の富澤常子を演じる湖月は「ずっとドラマを観て憧れていた浅野温子さんと2人きりのシーンがありまして、昨日初めて立ち稽古をさせていただいたんですけど、まだ夢見てるみたい。本当に光栄です」と稽古を振り返る。富澤と、浅野扮する妻・芳江に挟まれる岡部智之役の松澤は「妻と後輩にうれしく愛される役柄でございまして、羽が生えたように“雲のむこう”に飛んでいきそうになるんです」と笑顔に。浅野は「こっちの若者キラキラ組は、キラキラキラキラやってるんですけど、アダルトな大人組もドロドロとしたものを熱くやらせていただきたい。キラキラに負けません(笑)」と辰巳、高田、伊藤の3人に対抗した。
最後に辰巳が「新海さんの(演出における)魅力の1つは、シーンがテンポよく移り変わって展開していくところかと思っているんですけど、舞台で再現するには難しい」と切り出し、「映像の中には時代を象徴するものがちりばめられていたり、ヒントが隠されていたりするんですが、それを舞台にしようとしたときに説明が必要になるんですね。そういった部分で今回は、舞台オリジナルキャラクターのお二人(常子と芳江)が出るということで、映像で描かれている3人の青春にプラスして、その時代に作品の中で何が起こっていたのかをより深く掘り下げていけるのではないかと思います」と舞台版をアピールした。
舞台「雲のむこう、約束の場所」は、4月20日から24日まで東京・東京国際フォーラム ホールC、5月2日に大阪・NHK大阪ホールにて上演。
舞台「雲のむこう、約束の場所」
2018年4月20日(金)~24日(火)
東京都 東京国際フォーラム ホールC
2018年5月2日(水)
大阪府 NHK大阪ホール
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